Androidスマートフォンで使えるセキュリティアプリが「店頭で」発売された。

　発売されたのはシマンテックの「ノートン モバイル セキュリティ」（1年版）で、実売価格は2,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　Android用アプリはAndroidマーケットなどで購入するのが一般的で、こうした「店頭販売」は珍しい形態といえる。

●リモートロックやダウンロードしたソフトのスキャンが可能

　ダウンロードされるすべてのアプリや更新を自動でスキャン、脅威を検出できるほか、悪質なアプリやスパイウェアをスキャン/削除可能。また、盗難、紛失機能も搭載。遠隔地から端末をロックまたは消去する「リモートロック」「リモートワイプ」や、GPSデータで端末を検索するリモート検索、あるいはSIMカードを取り外すと端末にロックがかかる「SIMカードロック」といった機能が利用できる。保護期間は1年間。

　対応キャリアはNTTドコモ/ソフトバンクモバイルで、対応OSはAndroid 2.0/2.1/2.2。

　「店頭販売」という珍しい形態のAndroidアプリとなったこの製品だが、パッケージにはアプリのダウンロード用URLとアクティブ化コードが封入。

　URLにアクセスしてアクティブ化コードを入力すると、アプリのダウンロード/インストールが行えるという方式だ。ちなみにベータ版はAndroidマーケットで公開されている。

　なお、このソフトの発売日は本来3月18日（金）だったが、震災の影響で25日（金）に延期。今回はややフライングとなる23日(水)に一部ショップが販売開始、その後「発売日を間違えた」として25日（金）まで販売を休止するという騒ぎもあった。こうした「フライング」も店頭ならではのものといえそうだ。

□製品情報
http://jp.norton.com/theme.jsp?themeid=nms_top

シマンテック ノートン モバイル セキュリティ

[撮影協力:クレバリー インターネット館]