【 2011年6月26日 】 | |
MSIがOCイベントを開催、日本代表を選出 3,000ドル相当(?)という「6GHzで動くCore i7」も展示 |
MSI主催のOC大会「マスター・オーバークロッキング・アリーナ 2011(MOA 2011)」の日本代表決定戦が、25日(土)、OVERCLOCK WORKSで開催。事前に行われた予選の上位5名が参加し、世界大会のレギュレーションに合わせた状態でSuper PI 32Mと3DMARK 11のスコアが競われた。
MOA 2011はMSIが主催する世界規模のオーバークロック大会。毎年、各国で代表を選出する大会を行ない、世界大会で「マスター・オーバークロッカー」(優勝者)を決定するもので、日本代表を選出する大会を行なうのは今年が初めてという。
今回のイベントでは、MSI製のZ68搭載LGA1155マザー「Z68A-GD80」とGeForce GTX 580ビデオカード「N580GTX Lightning」以外のパーツは自由に選定可能。マザーボードとビデオカード以外は持ち込み自由とされているため、選別済みのパーツや、独自の冷却機材など、各自がパーツを持ち込んだ状態でスコアが競われた。なお、冷却方法も自由とされていたため、ほぼ全員が液体窒素冷却を選択。ビデオカードやマザーボードが凍る一面も見られた。
一位のスコア
大会参加者イベントの結果はSuper PI 32M、3DMARK 11ともにトップの結果を出したCAL930氏が1位、3DMARK 11でスコアを伸ばしたBooooon氏が2位となり、二人が日本代表に選出された。今後、二人は日本代表として7月7日(木)にジャカルタ(インドネシア)で開催されるアジア大会に出場する予定だ。
●3,000ドルで買い取りの話があったCPUを展示、6GHz動作のCore i7-2600K
イベントでは使用されなかったが、大会参加者のBooooon氏が所有する、6GHz動作を確認したCore i7-2600Kの展示も行われた。
6GHzで動作するi7-2600K
Booooon氏の使用PC
氷冷?同氏によると、6GHzで動作するCore i7-2600Kは貴重とのことで、「3,000ドルで売ってもらえないか」と話が来たという。
なお、今回のイベントでは、レギュレーションでCPU倍率は最高50倍と決められており、「レギュレーションに合わせて、ベースクロックが伸びるタイプのCPUを使用した」とのこと。「6GHz動作の個体はCPU倍率が伸びるタイプのものなので、レギュレーションに合わせて使用するCPUは変えている」という。
また、同氏のみCPUの冷却に水冷を選択して参加しており、水冷ラジエーターの上に氷を置いてベンチマークを計測していた。
□マスター・オーバークロッキング・アリーナ 2011(エムエスアイコンピュータージャパン)
http://www.msi-computer.co.jp/info/event/2011_moa/MSI製品 [撮影協力:OVERCLOCK WORKS]