「タッチパッドを使ったケータイ式キーボード」とも言えそうな、手持ちタイプのポインティングデバイス一体型キーボード。メーカーはバッファローコクヨサプライ。 この製品は、タッチパッドとスイッチを組み合わせたワイヤレスの手持ちポインティングデバイス。タッチパッドを独自に活用、さらにクリック感のあるスイッチと組み合わせることで「タッチした後に押しこむ」操作を実現、これまでにない利用方法を生み出している。 搭載しているタッチパッドは、4x4ラインのガイドと、各交点を指先で認識できる突起のある独特なもの。 まず、ポインティングデバイスとして使う場合の操作方法は、ガイドの枠の外側付近をクリックすると、その方向にマウスポインタが移動する、というもの。感覚は、通常のタッチパッドとは異なり、イメージとしては中央に軸のあるスライドスイッチを操作しているものに近い。ガイド枠の外側にある操作エリアを使うことで、上下スクロールや戻る/進むなどの操作も可能。 また、キー入力をする場合は、先述の突起部分が1つ1つのキーに対応、押しこむことで位置に対応したキー入力が行える。PC画面には仮想キーボードが表示されるが、押しこむ前、タッチした状態でタッチした場所が表示されるため、入力前に指の位置がわかるという寸法。 キー配置は、携帯電話同様の「ケータイ入力」、またはローマ字入力向けの「ITS入力」を選択可能。このほか、文字変換やコピー/ペーストなどの専用入力画面も用意されている。 通信方式は2.4GHzの電波式で、通信可能距離は10m。専用レシーバーがコンパクトなのも特徴。電源は単四電池2本で、動作時間は連続動作61時間、連続待機時間13日。対応OSはWindows XP/Vista/7。本体カラー別に、ホワイト、ブラック、レッドの3色が発売されている。
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