【 2011年10月1日 】 | |
500MB/sは最新HDDなら3台で、ショップが検証 |
パソコンショップ アークが、初の1TBプラッタを採用した日立製HDD「HDS721010DLE630」のベンチマークテストを実施、Twitterで結果を公開している。HDDを2〜4台用いてRAID 0も構築し、3台以上で500MB/s超を達成したという。
同店いわく、今回のテストは「HDS721010DLE630でRAID 0を構築する場合、何台用いればデータ転送速度500MB/sを達成できるのか」に主眼を置いて行なったとのこと。使用ベンチマークソフトはCrystalDiskMark 3.0.1(64bit)。
1台
RAID 0:2台
RAID 0:3台
RAID 0:4台テスト結果(データサイズ1,000MB時のシーケンシャルアクセス速度)は、HDD 1台の場合(非RAID環境)で177MB/s前後、2台で350MB/s前後、3台で522MB/s前後、4台で約636〜705MB/s。3台以上で500MB/sが達成できるという結果だった。
ちなみに、1〜3台の状態ではリード速度、ライト速度はほぼ同じで、4台ではライト時がリード時より約70MB/s高いという。
テストPCのスペックは、Phenom II X6 1090T Black Edition(クロック3.2GHz)、MSI製マザー「890FXA-GD70」、DDR3メモリ4GB×4枚、Radeon HD 5770搭載ビデオカード、Kingston製96GB SSD(起動ドライブとして使用)、HighPoint製RAIDカード「Rocket RAID 2720 SGL」(HDDが1台の場合はマザーのSATAポートに接続)。
HDDの速度は、内周/外周で異なる場合もあるため、これを「保証値」と見るわけにはいかないが、実測値としてこれだけの数字が出たのは興味深い。なお、仕様上の最大速度は1,822Mbit/sとされている。
□Deskstar 7K1000.D(日立グローバルストレージテクノロジーズ)
http://www.hitachigst.com/portal/site/jp/products/deskstar/7K1000.D/
□パソコンショップ アークによるベンチマーク結果
http://twitter.com/ark_akiba/status/120001091315314688
http://twitter.com/ark_akiba/status/120001182038097920□関連記事
【2011年9月16日】1TBプラッタのHDDがついに登場、日立の1TB品
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110917/etc_hgst.html日立 HDS721010DLE630 [写真提供:パソコンショップ アーク]