従来よりも低電圧で動作する「DDR3L」規格に正式対応したDDR3メモリ。「LGA1155マザーボードで利用できる」(ショップ)という。販売されているのはSanMax製の同店オリジナルモジュール。Unbuffered/非ECCタイプで、対応規格は「DDR3L-1600対応」とされている。 これらは通常より低電圧の1.35Vで動作するDDR3Lメモリを搭載したモジュール。DDR3Lメモリについては過去にRegistered/ECCタイプが登場しているが、Unbuffered/非ECCタイプを店頭で確認したのはこれが初めて。 今回の製品は、JEDEC準拠の6層黒色基板と電解金メッキコネクタを採用したモジュールを使った、同店オリジナルの「BLACK PCB EDITION」シリーズに属するもの。 「ネイティブDDR3L対応」をうたっているのも特徴のひとつ。一般的なDDR3Lメモリの場合、モジュールメーカーが低電圧で動作するチップを選別、搭載したものが多いが、同店によればこの製品では「ネイティブで1.35Vで動作するMicron製チップ(D9PFJ)を搭載している」という。 電圧は1.35Vのほか通常の1.5Vにも対応。同店によれば「DDR3L(1.35V)に対応していない環境では、通常のDDR3メモリ(1.5V)として動作する」という。レイテンシは、動作クロック1,600MHz時がCL11-11-11、1,333MHz時がCL9-9-9、1,066MHz時がCL7-7-7。 なお、具体的な対応マザーボードは挙げていないが、同店は「LGA1155チップセット向けモデル」としている。 □関連記事 【2011年3月26日】Kingston Technology KVR1333D3LD8R9S/2Gほか(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110326/ni_cddr3l2g.html
|