【 2012年3月29日 】 | |
16GBフラッシュ搭載、さらにSSD4台も固定できるSATAカードがサンプル入荷 1枚で5ドライブを実現可能 |
オンボードで16GBのNANDフラッシュを搭載、さらに2.5インチドライブを最大4基オンボード搭載できるというユニークなSerial ATAカードがサンプル入荷している。
製品名は「Wings PCIe x4 Card」で、メーカーはオーストラリアAngelbird。
入荷したのはオリオスペックで、同店では下位のNANDフラッシュ非搭載モデル「Wings x4 PCIe SSD RAID Card - Lite」を販売中。実売価格は25,095円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。カードに電源を供給するSATA−4ピン電源ケーブルと、ドライブを基板に固定するネジは別売りで、実売価格は各1,418円。
●表裏各2台のSSDを搭載、オンボードと合わせて5ドライブ
Wings PCIe x4 Cardは、基板の表面と裏面に2基ずつ、計4基の3Gbps SATAポートを搭載したインターフェイスカード。SATAポートに2.5インチドライブを直に接続する構造で、マザーボードのSATAポートやPCケースのドライブベイを使わずにドライブが増設できる。接続したドライブはPCから個別に認識される(4基搭載した場合は4ドライブとして認識)。
さらに、NAND搭載モデルではNANDも1ドライブとして認識され、カード1枚で最大5ドライブの構築が可能。NANDにOSを導入し、起動ドライブとして使うこともできるという。
パフォーマンスについては、国内代理店のオレンジシステムズは「読み込み275MB/sに対し、書き込みも265MB/sほどとスピード差が少ない」などと紹介している。ただし、使用ドライブなどベンチマーク環境は明らかにされていない。
なお、オレンジシステムズは製品名を「Wings x4 PCIe SSD RAID Card」としているが、カードにはRAID機能は搭載されていない。RAIDを使用するには、Enterprise/UltimateエディションのWindowsが必要とされている。
対応OSはWindows 7/Server 2008/Vista(32bit/64bit)、Mac OS X Leopard/Snow Leopard/Lion(サーバー版含む)。このほか、公式にサポートはしないものの、Windows Server 2003/XP(32bit/64bit)、Linux、FreeBSDでの動作を確認したという。
メーカーでは、今回サンプル入荷した16GBモデルのほか、32GBモデルもラインナップ。ショップでは、これらも受注扱いで販売すると説明しており、価格は16GBモデルが30,345円、32GBモデルが35,645円とのこと。
□Wings PCIe x4 Card(Angelbird Technologies/オレンジシステムズ インターナショナル)
http://www.angelbird.com/en/shop/product/wings-pcie-x4-card-15/
http://www.orange-systems.info/index.php?main_page=index&cPath=3Angelbird Wings PCIe x4 Card [撮影協力:オリオスペック]