【 2012年4月8日 】 | |
手軽に極冷?ドライアイス対応のCPUクーリングカップが近日発売 FX-8150の6GHz OCデモも実施中 |
ドライアイスなどを使ったいわゆる“極冷”がこれまでよりも手軽にできるというCPUクーラー「EXTREME COOLING CUP(RECC-01)」がサイズから4月下旬に発売される予定だ。予価は19,800円。
OVERCLOCK WORKSでは、この製品とドライアイスを用いてFX-8150(通常クロック3.6GHz)を6GHzにオーバークロックするなどの動作デモが実施。デモは14日(土)と21日(土)にも行なう予定としている。また、店頭では製品の予約受け付けが行なわれている(内金2,000円〜が必要)。
この製品は、液体窒素やドライアイスを使ってCPUを冷却するためのキット。同社が2年ほど前に計画した製品で、以降は情報が途絶えていたが、ようやく今回発売されることになった。本体は、細長いアルミ製カップの底面に、銅製の冷却ヘッドを備えるという構造で、底面部分には熱電対温度計用のセンサーの差し込み口も用意されている。また、カップの周囲は、-200〜125℃まで適応するという断熱材「エアロフレックス」で覆われている。
OVERCLOCK WORKSによれば、この製品は「サイズ、OVERCLOCK WORKS、Reevenによるコラボレーションモデル」とのことで、断熱材の表面にはReevenのロゴもあしらわれている。
マザーボードに固定するためのパーツが同梱されており、別途用意しなくて済むのも特長。専用のバックプレートと4本の支柱、カップホルダーなどを用いてカップを支える仕組みで、CPUソケットはLGA1155/1366/2011、Socket AM2/AM3/FM1などに対応している。
これまで、液体窒素やドライアイスを使ったCPUの冷却は、イベントなどで見かける事はあるものの、実際に導入しようとすると非常にハードルが高く、誰でも試せるというものでは無かった。今回のモデルは、冷却用の媒体は別途用意する必要があるものの、その他に必要なパーツは全てセットになっており、これまでよりも手軽に極冷が楽しめるという。
なお、手軽に楽しめるといっても、上級者向けアイテムである点は変わりないので、導入には注意が必要だ。
寸法は本体が直径70×高さ160mm、断熱材が直径90×高さ85mm。重量は900g。液体窒素などの冷媒やグリスは別途用意する必要がある。
□EXTREME COOLING CUP(サイズ)
http://www.scythe.co.jp/cooler/extreme-cooling-cup.html
□デモの告知(OVERCLOCK WORKS)
http://blog.livedoor.jp/ocworks/archives/51824996.html
□Reeven
http://www.reeven.com/
□エアロフレックス(伊藤敏)
http://www.ito-toshi.co.jp/aeroflex.htm□関連記事
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