単体では4.3インチ級のスマートフォン、専用パネルに収納すれば10.1インチタブレットとして利用できるユニークなASUS製スマートフォン。今回発売されたのは、核となるスマートフォン「PadFone」と専用のタブレット化パネル「PadFone Station」の2製品。 この製品は、Android 4.0ベースのスマートフォン「PadFone」をベースにした合体システム。 システムは核となるスマートフォン「PadFone」、タブレットモジュール「PadFone Station」(以下Station)、キーボードモジュール「Dock」の3製品からなるもの。 PadFoneをStationに収納するとタブレットに、そのタブレットをDockと合体するとノートPC型のAndroid端末になる、という構造で、データやシステムの状態を維持したまま画面や入力デバイスを変更できるのが大きなメリット。 PadFoneをStationに装着する作業は「Station背面の蓋を開ける」「収納ベイにPadFoneを装着する」「Stationの蓋を閉める」の3ステップ。PadFoneをシャットダウンせず、電源ONのまま抜き差しできるのもメリット。 一方、Stationは単体動作しない。いわば「収納ドック付きの大きな液晶」というイメージだが、大容量のバッテリーを内蔵しており、全体での動作時間を長くできる。PadFone収納部に穴があいており、PadFoneの背面カメラがそのままタブレットの背面カメラになるというユニークな構造も採用している。 このほか、Stationには専用スタイラスが付属。このスタイラスはBluetooth接続の受話器になるという特徴もある。 PadFoneの主な仕様は、CPUがSnapdragon S4 8260A(デュアルコア/1.5GHz)、メモリが1GB、画面解像度が960×540ドット(4.3インチ)。主なデバイスは、前面カメラ(VGA)/背面カメラ(8Mピクセル)、IEEE 802.11b/g/n、GPS/コンパス/ジャイロ/Gセンサ/環境光センサ/モーションセンサーなど。バッテリー容量は1,520mmAh。サイズは128 x 65.4 x 9.2 mm、重量129g。入荷した製品の対応通信規格は「UMTS1700/2100 EDGE/GPRS/GSM 850/900/1800/1900」(パッケージ)とされている。 また、PadFone Stationの主な仕様は、解像度が1,280×800ドット(10.1インチ)、前面カメラ(1.3Mピクセル)、バッテリ容量6,600mAh。 なお、現在未入荷のノートPC化モジュール「Dock」については「入荷予定はあるが、時期は未定」(Jan-gle 秋葉原本店)とのこと。また、PadFoneとStation、Dockの3つをワンセットにした3点セットも入荷を検討しているという。 □関連記事 【2012年2月28日】タブレットに変形するスマホ「Padfone」の第2/第3の形態が明らかに(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20120228_515061.html 【2011年5月21日】スマホと合体、「ノートPC化」するドックが発売 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110521/etc_motorola.html
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