【 2012年6月23日 】
【PC-DIY EXPOレポート】ケース編:
変わり種PCケースが多数展示
積層ケースや三角形、ミリタリー風など

 「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣」で最も目立っていたのはPCケースだ。

 ユニークな製品や人気モデルの姉妹モデルなど、多数の製品が展示されていた。その中から主な製品を紹介しよう。


●新発想?デザイン重視の積層型PCケース
 IN WIN 「H-Frame」


発売時の予定カラー

同じくIN WINが展示していたGR ONE。これも秋ごろに発売予定。ファンコントローラを標準装備。

GR ONEの内部
 ユニークなPCケースとして異彩を放っていたのがIN WINの「H-Frame」。

 横から見ると「普通にパネルがあるケース」だが、前や上から見ると実はスカスカ。「フィン積層型CPUクーラーを繰り抜いてケースにした」とでも言うような形状で、通気性は非常によさそう。

 今回展示されていたのは試作品で、販売モデルはシルバーベースのカラーになる見込み。発売時期は9月、予価は3万円台半ばという。


●スタイリッシュな検証台(?)登場、三角形
 AeroCool 「STRIKE-X AIR」

 まるでゲーミングケースのような検証台?を展示していたのがAeroCool。

 検証台をスタイリッシュにしたイメージで、断面は三角形。マザーボードはE-ATXまで格納でき、大型ファンをつけた開閉可能な屋根(?)もある。ドライブベイと電源ベイは左側に用意されている。

 発売は「近日」(スタッフ)で、予価は未定。


●人気ケース「Z9」の姉妹モデル
 Zalman 「Z5」


Zalmanが展示していた大型ATXケース「MS800」。青い棒はVGA押さえ

同社久々のmicroATXケース「T2」。500W電源付きで予価6〜7千円ほど

 Zalmanでは人気ケース「Z9」の姉妹モデルとして「Z5」を展示。「シャーシを変更した製品」(スタッフ)で、ラインナップは通常モデルの「Z5」と上位モデルの「Z5 PLUS」。

 最大5個のファンを搭載でき、側面はアクリル仕様。Z5 PLUSではファンコントローラやUSB 3.0コネクタも搭載するという。発売は8月中旬、予価は「6〜7千円ほど」とのこと。


●「カバー付きボタン」搭載のミリタリーケース
 Corsair 「Vengeance C70」

 Corsairが展示していたのが「ミリタリー風」のPCケース。

 一般的なゲーミングケースとは異なるデザインコンセプトで、カバー付きのリセットスイッチや、強化された電源スイッチ、「弾薬をイメージした」というサイドパネルロックなど、シンプルさと「ミリタリーっぽさ」を組み合わせたようなイメージだ。

 裏面配線対応で、ケーブルをまとめるケーブルクリップも備える。予価は15,000円前後。今夏発売予定とのこと。


●天面18cmファンのmicroATXケース
 SilverStone「SG09」

 SilverStoneでは、天面に18cmファンを搭載したmicroATXケース「SG09」を展示。

 高冷却をウリとする製品で、全般に通風を重視した設計。発売時期や価格などは秋に発表される予定。


●起動ドライブをワンタッチで切り替え
 CoolerMaster「Silencio 650」


Mini-ITX対応の「Elite 120」。製品名は変更される可能性あり

E-ATX対応の「STRYKER」ホワイトモデル。近日発売
 CoolerMasterが展示していたのは起動ドライブ切り替えボタンを備えたSilencio 650。

 起動ドライブ切り替えボタンは、Serial ATAインターフェイスを切り替えるもので、「PC起動中には切り替わらない」「切り替えたドライブはPCから見えなくなる」といった特徴があるという。

 今年秋の発売予定。


●Antec 「P280」のホワイト/レッド/ブルー版も予定

 AntecではP280のカラーバリエーションモデルの発売を予告。

 会場ではピアノホワイトモデルを展示していたほか、レッド、ブルーの発売を予定しているという。  価格は「現行モデルより高いぐらい」(スタッフ)で、発売時期は未定。


□2012 AKIBA PC-DIY EXPO 夏の陣(ユニットコム)
http://event.unitcom.co.jp/


※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。