板型ヒートパイプともいえる「ベイパーチャンバー」を搭載したCooler Masterの大型CPUクーラー。 TPC 812はAMD/Intelプラットフォーム両対応のCPUクーラーで、ベイパーチャンバーを縦に設置した「バーティカルベイパーチャンバー」が採用されているのが特徴。 ベイパーチャンバーはヒートパイプを板状にした冷却パーツ。これまでも一部のCPUクーラーやビデオカードに採用されていたが、同社によれば、縦に設置した製品は世界初という。 同社はバーティカルベイパーチャンバーの熱移動速度の高さをアピール。「通常のヒートパイプと比較すると、放熱フィンと接する面積が3倍、フィン内を通る空気抵抗が2分の1になり、より優れた熱移動速度を実現できる」としている。 本体は、2枚のバーティカルベイパーチャンバーと6本のヒートパイプ、銅製冷却ヘッド、120mmファンなどで構成。ファンはPWM制御(回転数600〜2,400rpm)で、付属の「静音モードアダプター」を電源コネクタに接続することで、回転数を1,600rpmに抑えることができる。 対応CPUソケットはLGA2011/1366/1156/1155/775、Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。本体サイズは幅138×高さ163×奥行き103mm、重量が約978g。 □関連記事 【2012年6月23日】PC-DIY EXPOレポート その他編:CPUクーラーから「しじみ」まで http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120623/etc_unitcomev7.html
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