SSDコントローラの新メーカー、Link_A_Media Devices(以下、LAMD)のチップを搭載した初のSSD。メーカーはCORSAIR。 今回発売されたSSDは、LAMD製コントローラ「LM87800」を搭載する2.5インチ/7mm厚の6Gbps対応Serial ATA-SSD。 現行SSDのコントローラは、Plextor製SSDなどが採用するMarvell製、Intel製SSDなどが採用するSandForce製、SAMSUNG製SSDが採用する同社製の3種類が主流だが、これにLAMDが加わるかたち。 LM87800では、SSDの寿命まで高性能を維持するという独自技術「eBoost」を採用。eBoostによりNANDフラッシュの耐久性を向上させるほか、オンザフライ型のエラー訂正技術も提供するという。スループットは、シーケンシャルリード/ライト時で550MB/s、ランダム4KBリード/ライト時で90,000IOPSを公称する。 発売されたモデルは下位の「Neutron Series」と、上位の「Neutron Series GTX」の2シリーズ。前者は120GBと240GBモデルが、後者は120GBモデルが発売されている。 Neutron Seriesは、LM87800とMicron製MLC NANDフラッシュを採用。公称性能(最大値)は、120GBモデルがシーケンシャルリード555MB/s、ライト211MB/s、ランダム4KBリード90,000IOPS、ライト45,000IOPS、240GBモデルがシーケンシャルリード555MB/s、ライト370MB/s、ランダム4KBリード90,000IOPS、ライト85,000IOPSとなっている。 本体サイズは70×100×7mm、重量は55g。付属品は3.5インチベイ用マウンタ。 また、Neutron GTX Seriesは、NANDフラッシュに東芝製のToggleタイプ(24nm品)を採用、より高速であることをウリにしている。今回発売された120GBモデルのスペックはシーケンシャルリード555MB/s、ライト330MB/sで、ランダム4KBリードが90,000IOPS、ライト80,000IOPSで、特にライト性能が向上している。 なお、PC DIY SHOP FreeTでは、Neutron GTXの120GBモデルを独自にテスト、ベンチマーク結果を店頭に掲示している。 ちなみに、LAMDは、メモリチップメーカーとしても知られるSK Hynixに買収されることが6月にアナウンスされている。これにより、SAMSUNG同様、グループ内でNANDフラッシュとSSDコントローラの双方を手掛けることになるよう。 □関連記事 【2012年9月3日】Corsair、Link_A_Media Devices製コントローラ採用のSSDを発売(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120903_557113.html
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