巨大なCPU用ヒートシンクのようにも見えるこの製品は、2〜4mm厚のアルミ製プレート×11枚を並べたオープンエアー型のATXケース。

　ユニークな外観だけではなく、放熱性の高さもウリ一つとなっており、大きく空いたプレート同士の隙間から多くの空気を取り込めるようになっている。

　PCケースとしての機能は一般的なPCケースと同等で、ドライブベイは、5インチベイ×1、3.5インチ/2.5インチシャドウベイ×3、2.5インチシャドウベイ×1を装備。冷却ファンは別売りで、前後に12cmタイプが各1基搭載可能。本体サイズは524×220×545mm（高さ×幅×奥行き）で、拡張カードは最大350mmまでのものが搭載できる。電源は別売り。

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　このケースはHPTX/E-ATX規格のマザーボードにも対応した大型PCケース。前面には3段の5インチベイが2列に並んでおり、全体的には普通のタワーケースを横に2つ並べたようにも見える。

　ドライブベイは5インチ×6（1基はI/Oポートユニットが搭載済み）、3.5インチシャドウ×20と多数。1基の5インチベイに2台の2.5インチHDDを搭載するためのキットも付属している。

　また、電源ベイが2基用意されているのも特徴で、国内代理店のディラックによれば、2台の電源を搭載してマザーボード用とストレージ用に分けて使用することも可能という。電源は非搭載。

　ただし、2台の電源を連動させるために必要なキット「Secondary Power supply Kit」は別売り。

　本体サイズは高さ628×幅405×奥行き572mm。ケースファンは非搭載で、前面に140mmファン×6、背面に140mmファン×3と120mmファン×1が搭載できるほか、オプションパーツを用いることで上面にもファンが搭載できるという。

　なお、製品は25日の時点で既に完売しており、「次回入荷は10月上旬を予定している」(ツクモパソコン本店)という。

□PC-D8000（ディラック）
http://www.dirac.co.jp/lianli/d8000/pc-d8000.html

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　電源は別売り。