今週見つけた新製品
製品ジャンル
LGA1155マザーボードの新製品 (2013年3月23日)
(2013/3/24 02:16)
- ※このページにおける価格などは、編集部が店頭表示を独自に調査したものです。
この価格で販売されることを保証するものではありません。
実際の販売価格は変動しますので、購入時に各ショップ店頭にてご確認ください。 - ※特記無き価格情報は税込み価格(税率=5%)です。
価格(円) | ショップ | 備考 |
---|
LGA1155マザーボード
ASRock製のB75搭載microATXマザーボードの新モデル。
主なオンボードデバイスはHDMI/DVI/VGA出力、8ch Sound、1000Base-T LANなど。
一見するとMini-ITXサイズなのに、拡張スロットが2本ある小型マザーボード。メーカーはASRock。
実サイズは191×170mm。国内代理店のマスタードシードでは、「2スロットビデオカード対応の大型Mini-ITXケースであれば格納できる」と説明している。
このマザーボードは、H61チップセットを搭載したLGA1155対応のローエンド品。仕様は最小限で、オンボードデバイスは1000Base-T LANや6chサウンドがある程度。USBはUSB 2.0対応で、SATAインターフェイスも3Gbps SATA×4のみだ。
注目できるのは、基板サイズが「Mini-ITX(170mm角)+1スロット分」といえる191mm×170mmになり、拡張スロットが2本ある点。
似たようなコンセプトのMini-DTXフォームファクタ(203mm×170mm)と比べると、基板の長さがわずかに短くなっており、その分、Mini-ITXケースに無理やり装着できる可能性が増した(物理干渉する可能性が減った)と言える。基板を確認する限り、固定穴もMini-ITXとほぼ同じ場所。用意された拡張スロットはPCI Express x16(3.0)とPCI Express x1(2.0)の2本で、仕様上のフォームファクタは「microATX」とされている。
具体的な対応ケースは明示されていないが、最近は「2スロットビデオカード対応」をうたうMini-ITXケースも増加。特にパフォーマンスPC向けの上位クラスは2スロット対応品が多く、それらが利用できるならケースの選択肢も多めといえそう。
なかなか面白い基板サイズの製品だが、注意したいのはオンボードデバイスが貧弱で、USB 3.0や6Gbps SATAも搭載しない点。このため、この製品自体は、特殊なカードを2枚搭載したいなど、限られた用途向けと考えたほうが良さそう。
ただし、同サイズの別マザーボードが今後発売される可能性も考えられる。面白そうな基板サイズの一つとして頭に入れておく、というのもいいかもしれない。