華々しくリニューアルするショップがあれば、その一方で閉店セールを実施するところもある。

　またまた新たなPCIサウンドカードが登場した。今度は三洋テクノ・サウンドの「PowerCard 3D Sound」というカードで、OAK Technolgy製のAudia 3Dサウンドチップを搭載している。スペックはAC'97完全準拠、最大8ステレオチャンネルのデジタルミキシング、SoundBlasterソフトエミュレーション、GM WaveTable音源サポート、など。完全な日本語パッケージで、同社の保証書もついている。また、ゲームソフトとしてJedi Knight、STARTREK Starfleet Academyがバンドルされている。

　PCIサウンドカードとしては、Sonic Vibes、Maestro-1、Audio PCIといったチップを搭載した製品が多数出回っているが、Audia 3Dチップ搭載カードは初めて。ただし、価格は高めで18,000円前後。メーカー自らによる通信販売も受け付けている。

　人気のASUS製RIVA128搭載ビデオカードにビデオキャプチャ機能つきバージョンが登場した。カノープスのPWR128P/4VCに似たコンセプトのカードということになるけれども、決定的に違うのはASUSはAGPバス対応ということ。AGPバスのビデオカードでビデオキャプチャ機能を搭載したのは、おそらくこれが世界初。

　突如として一部のショップが予約販売を開始したことで話題となったK6-266/3Dに、ようやく証拠写真が出てきた。噂通り、台湾のPC雑誌に掲載されていたというもので、現在高速電脳とステップアップPCのホームページ上に掲載されている。写真を掲載していた雑誌の名前は「Computer DIY Magazine」で、現地（台湾）の問屋が同誌編集長に許可をとり、デジタル画像データを配布し始めたのだという。

　この写真を見ると、表面には「AMD-K6 3D/266 2.2V C199720 Z19970R Engineering Sample USA」とあり、気になる動作電圧はやはり2.2Vであることがわかる。2.2Vというのは、昨年末にアキバに展示されたK6/266のES品と同じだ。パッケージデザインは基本的に変わらず、一見すると現行のK6と見間違えてしまうほど。K6-266/3DのES品自体が存在すること自体はどうやら確実で、最近ではMicrostarのフランス法人Micro Star Internationalもホームページ上でK6-266/3D ES品を使った各種ベンチマークを掲載している（100MHz×3のベンチマークデータもあり）。ただ、これはあくまでもES品であって、本当にこのまま266MHzという予定外の動作クロックの製品として、市場に出てくるかどうかはまだわからない。AMDのロードマップでは、K6/3Dは100MHz×3の300MHz版から製品が出てくることになっている。

　今でも、ある台湾系問屋の価格リストには「近日入荷」のコメント付きでK6-266/3Dが掲載されつづけているというが、当初の入荷予定である2月上旬はもう過ぎてしまった。写真の公開でひとまず「実存する」という確認は取れたものの、実際に出てくるのか、いつ出てくるのかについてはまだまだ不確定要素が多い。過度な期待はせず、しばらくは「様子見」としたほうがよさそうだ。

　Happy Catの情報ページで、キャッシュなしPentiumII用に開発されたという440EXチップセット（今まで440LXRと呼ばれていたもの）と、VIAのベース100MHz＋AGPをサポートするSocket 7用MVP3チップセットの写真と簡単な仕様が公開されている。興味のある人はチェックしてみよう。