1998年2月14日号
|
LogitechとConnectixから新たなUSB対応製品が2種類登場
スキャナの「PageScan USB」とビデオキャプチャの「QUICK CLIP」
【PageScan USB】 | 【USB製品陳列中】 |
【PageScan USB】 | 【QUICK CLIP】 |
PageScan USBを販売しているのはT-ZONEミナミ5Fの輸入コーナーと7FのPC DIY FACTORY。アメリカで販売が始まったのを受け、すぐに10台分を取り寄せたそうだ。PageScan USBはA4サイズまでの紙をそのままスキャンできる小型のシートフィードスキャナ。棒状の小型ボディで場所をとらず、USBコネクタから電源も供給されるのでACアダプタが不要と、取り扱いが非常に楽なのが魅力。性能やデザインはNECから出ているUSB対応スキャナ「PK-UP001」とまったく一緒で、光学解像度は300×300dpi、ソフト補完で最大最大2,400dpiまでの読み取り解像度があり、A4で1分間3枚の読み取りが可能。ACアダプタ不要で着脱が簡単なので、たまに使う程度の人やUSB対応ノートパソコンと一緒に持ち歩きたいという人には便利そう。価格は35,800円。同店には、すでにアキバで販売実績のある4PortのA-TEN製USBハブ「UH-104」(9,800円)、Connectix製のUSB対応ビデオカメラ「QUICKCAM VC」(29,800円)も同時に入荷している。
もう一つのQUICK CLIPもなかなか面白いUSB対応機器だ。ユニークな三角形をした黒いボディは、まるで「黒こげおにぎり」のよう。これはビデオキャプチャのアダプタで、NTSCのビデオ入力からVideo for Windows形式での動画データのキャプチャ、JPEGやTIFFなどでの静止画キャプチャができる。動画は320×240ドットのサイズで約15Frame/s、静止画は最大800×600ドットのサイズでキャプチャできるという性能を持つ。アメリカでの価格は$99で、アキバで扱っているぷらっとホームでも13,800円と非常にリーズナブル。Connectixによると、パラレルポート経由でビデオキャプチャする定番のSnappyなどより画質もいいとのこと。これも、電源はUSBコネクタからとるために着脱や管理が非常に簡単。やはり、USB対応のノートと一緒に持ち歩くのにも十分使えそう(イベント取材で速報をWebで流すという人には持ってこい)。
USBを正式にサポートするWindows 98βの一般配布ももうすぐ始まり、新しい対応機器も続いて出てくるようであれば、今度こそUSB対応機器はブレイクする時がやってくる、のかも?
□Logitech
http://www.logitech.com/
・PageScan USB
http://www.logitech.com/Scanner.nsf/Product+Front/553DE5CEAAAC227185256514007AC2E6?OpenDocument
□Connectix
http://www.connectix.com/
・QuickClip
http://www.connectix.com/html/quickclip.html
[撮影:DS-20 協力:T-ZONEミナミとぷらっとホーム]