1998年2月21日号
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DVD-RAMドライブ搭載PCの予約とデモ機展示が始まる
ドライブ単体も4月に75,000円程度で販売される見込み
【DVD-RAMメディア】 | 【DVD-RAM搭載PC】 |
【DVD-RAMドライブ】 | 【日立製】 |
「GF-1050」はSCSI接続タイプで、スピード性能はDVD-RAMで等倍の1.38MB/s、DVD-ROMで倍速の2.76MB/s、CD-ROMで8倍速の1.2MB/s、CD-R/WやCD-Rの読み込みももちろん可能だ。日立では、ほかにもシリーズでATAPI接続でCD-ROMが20倍速のGF-1000、SCSI接続で外付けタイプのGF-1055といったモデルも用意されている。
同店が準備中のDVD-RAMドライブ搭載PCは「FrontierHighgrade LX DVD-RAM EDITION」。スペックはPentiumII 266MHz/64MBメモリ/5.2GB HDD/RIVA 128(4MB)/AHA-2940UW/Ensoniq Audio PCIといったところで、マザーボードは定番のASUS P2L97を使用している。価格は1年間無償保証オンサイトサービス付きで298,000円。このほか、17インチモニタのSONY CPD-17GSか三菱RD-17GZをセットにした362,800円のモデルも用意されている。店内にはデモ機が用意されてはいるものの、残念ながら肝心のDVD-RAMドライブが故障中で、今は実際に動作を体験することはできない。予約は少しずつ入り始めている状況で、早ければ2月下旬にも最初の製品が出荷できるという。DVD-RAMドライブ「GF-1050」の単体販売も、4月には開始できそうとのことで、価格は75,000円程度を見込んでいるそうだ。ちなみに、1月20日から4月中旬に発売が延期された松下製の外付けDVD-RAMドライブ「LF-D100J」の価格は、100,000円とアナウンスされている。両面使用で5.2GBの容量を持つDVD-RAMドライブがこの程度の価格というのは、現在の書換可能な640MB容量CD-R/Wドライブが5~6万円であることを考えると、PCのリムーバブルメディアとしては劇的なコストパフォーマンスの進歩ということになる。
DVD-RAMと言えば、製品化前から規格統一の混乱など暗い話題が続いていたけれども、市場デビューの日ももう間近。世界のテストマーケット「アキバ」での反応は、その時はたして吉と出るのか凶と出るのか?
□日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/index-j.html
・DVDシステム
http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/dvds.html
・DVD-RAMドライブGF-1000シリーズ
http://www.hitachi.co.jp/Prod/vims/gf1000.html
[撮影:DIJE 協力:フロンティア神代 東京秋葉原店]