1998年2月21日号
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そのほか今週気になった新しいモノ/動き
そのショップとはNC-marketで、店内にはどこにも案内が出ていないものの、配布している手書きのチラシにはしっかりと「BOX品 P-II 350、P-II 400、P-II 450予約受付中」と書いてある。発売日はIntelの企業秘密ともかかわるので、店頭で尋ねても当然ながら明確な時期は教えてくれないが、そう遠くないことは容易に想像できる(4月16日近辺というのがもっぱらの噂)。予約を受け付けはじめたショップが出てきたということは、350/400/450MHzと3種類が同時に発売されることも含めて、流通筋には代理店を通じて発売時期など確実な情報が流れ始めたということの証明と考えて良さそうだ。
[撮影:DS-20]
営業日は従来どおり土曜日のみで、当日の店員の気分によって実際に営業するかどうかが決められるというのも、今までどおり(営業時間も不定)。販売する商品も基本的にジャンクのみで、初期不良交換は1週間、交換品がない場合は全額返金される(商品によっては保証なしのものもある)。領収書の発行もOKで、「まとめていくら」の交渉も可能だ。21日(土)はマザーボードを中心に格安品が並べられ、いきなり営業開始したにしてはなかなかの人の入り。
有力店のコンピューターボックスがなくなったと思ったら、今度は同じ場所でまた別の有力店が出現、というわけ。すくなくとも3月中までは、この場所で営業する可能性があるとのこと。
[撮影:DC-2E 協力:臨時TWO-TOPアウトレット店]
メーカー名不明の5インチHDD用リムーバブルケースを扱い始めたのは、T-ZONEミナミ5Fの輸入コーナーで、価格は2,980円。3.5インチHDDを5インチベイでリムーバブルにするケースは山ほどあれど、5インチHDDを5インチベイでリムーバブルにする製品というのはこれが初めて。実はずっと以前にも店内のショーウィンドウでサンプル品を展示してこともあったのだけれど、ようやく今になって製品の販売が開始された。どうやって5インチHDDを5インチベイのスペースでリムーバブルにするのかというと、ケースが上下に2枚の板を組み合わせたような構造になっていて、IDEコネクタ付きの下側板をベイに固定、その上をBigfootを載せた板がスライドするという方式になっている。もちろん、上側のユニットには引き出し式の取っ手もついているので、簡単に取り外しが可能だ。実際にテストしてみたところ、Bigfoot 12GBモデルもバッチリ組み込むことができた。12GBモデルは現在5万円後半の価格なので、これと合わせて約6万円で12GBのリムーバブル環境が実現できてしまうわけだ(1台では意味がないが)。これでいよいよBigfootもアキバで日の目を見る日がやってくるのかも?
□Quantum
http://www.quantum.com/
・Bigfoot TX
http://www.quantum.com/products/hdd/bigfoot_tx/
□日本クアンタムペリフェラルズ
http://www.quantum.co.jp/
・Bigfoot TX
http://www.quantum.co.jp/products/bg_tx.html
[撮影:DS-20]
ACHI-156は価格が安いということ以外に、Baby-ATサイズと小さいことが特徴で、オンボードPBSRAM 512KBのチップをSocket 7中央の空きスペースに配置したり、一部のI/OケーブルコネクタをAGPとPCIスロットの中間に配置したりと、スペースを削りに削ってこのサイズを実現している。スペックはAGP×1/PCI×3/ISA×3/SIMM×2/DIMM×2/PBSRAM 512KBといったところ。使い古しのATケースが余っていれば、それにお試し用として使うというのも良さそう。
□ACHITEC
http://www.achitec.com/
http://www.achitec.com.tw/
・ACHI-156
http://www.achitec.com/product/achi156/achi156.htm
□子会社取得に関するお知らせ
http://www.laox.co.jp/info/pre/0216.html
[撮影:DIJE]
実物を見ると、制御基板も含めて従来のUltraWideSCSI対応Vikingと形状が同一で、違いがわからない。不思議なのは、モデル名を表記したシールに「VikingII」の文字がどこにもなく、「Phoenix Evaluation Unit」とだけ書いてあること。パーツ番号にも、「TLA PX4550 LW DIST EVAL」、「QM304550PX-LW-E」とPhoenixを連想させる「PX」の文字が入っている。これはコードネームなのだろうか? ただし、SCSI BIOS側で認識するプロダクトコードは、きちんと「VIKING II 4.5WLS ULTRA2-SE」になっている。性能の方はというと、発熱もそれほど出ずシーケンシャルリードでコンスタントに8MByte/s以上の転送スピードが出ているそうだ。体感でもすこぶる速く、フォーマットなどは「あっという間に終わってしまう」とのこと。先行発売されているAdaptecとIOI Technology(Abaptek)のUltra2SCSIカードをすでに入手している人にとっては待ち遠しい日々が続くが、その辛抱もあともう少し。
□Quantum
http://www.quantum.com/
・VikingII
http://www.quantum.com/products/hdd/viking_II/
□日本クアンタムペリフェラルズ
http://www.quantum.co.jp/
・VikingII
http://www.quantum.co.jp/products/vik_2.html
台湾に行くと、いろんなパッケージに入ったCyrixの製品を見ることができるが、これもその一種のよう。価格は6x86MX-PR200で13,500円。ファン代込みだと考えると、まぁだいたい妥当なところ。Cyrixファンのコレクータズアイテムとして、お一ついかが?
[撮影:Q-mini 協力:パソコン工房秋葉原3号店]
3Dfxの最新3DグラフィックチップVoodoo2を搭載したビデオカードの予約が2店で始まっている。1つはTWO-TOPのインターネット通販で、もう一つはBLESS。どちらも扱っているのはCreativeの3D Blaster Voodoo2で、メモリは12MB。価格もまったく同じで、37,800円。2枚使うと性能が2倍になるという機能もあるため、2枚セットの74,800円というセットも用意されている。
どちらも納期は3月上旬。Creativeも、わざわざ2月20日から工場出荷を開始したという証拠写真をWebにあげ、出荷開始を大きくアピールしている。早ければ2月末にもバルク版がアキバに流れるのではないか、という人もいるけれど、これはあくまでも希望的観測のようだ。
□Creative Technology
http://www.soundblaster.com/
・3D Blaster Voodoo2
http://www.soundblaster.com/voodoo2/voodoo2.html
・A new product is born!
http://www.soundblaster.com/voodoo2/feb20.html
またまた100MHz対応SDRAMに関する動きあり。DOS/Vパラダイスでは、PC/100規格対応のSDRAMの注文受付を開始した。メーカー名などはアナウンスされていないが、価格は32MBで27,800円、64MBで54,500円となっている。これは、すでに販売が始まっているメルコMTCブランドのPC/100規格対応メモリの実売価格とほぼ同額。
各店の店頭のほか、インターネット通販でも予約を受け付けており、Web上に技術解説付きの案内も出ているので、詳しくはそちらを参照のこと。
□PC/100規格対応SDRAM受付開始(DOSPARA PRESS)
http://www.dospara.co.jp/press/980219a.html
TWO-TOP秋葉原1号店に、ASUSのSiS5591チップセット搭載マザーボード「SP98-AGPX」のパンフレットが掲示されている。スペックはATX/PBSRAM 512KB or 1MB/DIMM×3/AGP×1/PCI×3/ISA×3/というもの。「近日入荷」の予定があるものの、価格やハッキリした入荷時期はまだ不明。ASUSがこのマザーボードでベースクロック100MHzをサポートするのかどうかが注目されるところ。