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1998年4月4日号
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BeOS for Intelの販売開始されるも2時間で完売
一番乗りはBeOS購入のためだけに北海道から出てきた男性
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【BeOSパッケージ】 | 【完売!】 |
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【行列】 | 【一番乗りの男性】 |
同店によると、31日(火)はBeOSが販売開始になることを知った人たちで午前中から店内が混み合い、午後になって「BeOS入りました」の一言を発した途端、店内にたむろしていた人たちがドッと会計カウンターに集まり、列をなしたという。そして、なんと驚いたことにBeOS for Intelの購入者一番乗りは、わざわざこのためだけに飛行機でやってきたという北海道の男性で、入荷が予定より数時間遅れることを知ると、その日予約していた帰りの便を送らせる手続きをとったという...。通信販売では配送のタイムラグがあって我慢できず、直接やって来たのだ、と彼は話したそうだ。
BeOS for Intelは、同店以外に吉葉無線電機(ブロックC2)でも扱っていたものの、こちらもこの週末までに全て売り切れてしまっていた。ちなみに、実売価格は発売記念キャンペーン価格で9,800円。ぷらっとホームでは6日(月)にも再入荷する予定があるそうだが、これも少量とのことなので、また短時間での売り切れは必至かもしれない。その次の入荷は中旬の17日頃になるとのこと。
さて、その人気のBeOS for Intel。インストールする際にハードウェア関連で気をつけておくことが多いので、購入する前によく検討しておくことをおすすめする。以前にも書いたように、対応するハードウェアが非常に限られているので、よくマシンのハードウェア環境を調べておく必要がある。マザーボードのチップセットから、ビデオカード、サウンドカード、LANカードまで極めて対応している製品が少ない(BeのWebにある資料を参考に)。Plug&Playにも対応していないので、各ハードウェアが使用するリソースもきちんと調べておく必要あり。また、実際にインストールを試してみたところ、CD-ROMドライブにも「相性」があるようで、3つのメーカーのCD-ROMドライブをためしたうち、2つが使えず、インストールすらすることができなかった。このあたり、まだまだ星の数ほどハードウェアがあるPC/AT互換機の世界で活躍するには厳しい状況と言えるが、こうした苦難の壁がまた、OSフリークにとっては楽しみの一つであったりするので、逆に面白いと感じる人もいるかもしれない。
Windows 98βを使って新味のなさにがっかりしたという人は、とりあえず約1万円の出費でBeOSに挑戦、というのはどう?
□BeOS for Intel 発売開始
http://www.plathome.co.jp/be/beinf.html
□Be
http://www.be.com/
・The Be FAQs(BeOS for Intel)
http://www.be.com/support/qandas/faqs/faq-0422.html