1998年6月27日号
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Windows 98英語版が一斉に発売、日本語版の準備も着々
一部の大型店では日本語版発売までのカウントダウンも
【LAOX THE Computer館】 | 【ツクモDOS/Vパソコン本館】 |
【ぷらっとホーム本多社長自ら..】 | 【Win98パッケージ】 |
英語版のWindows 98を販売していたのは、確認できたところでLAOX THE COMPUTER館、T-ZONEミナミ、ぷらっとホームの3店。実売価格は製品版が28,000円~29,800円、アップグレード版が14,500円~14,800円、Plus! 98が5,300円~5,980円と、それほどショップ間に価格差はない(詳しくは「今週見つけた新製品」参照のこと)。あくまでも英語版の発売であり、アキバ全体がこれで大きく盛りあがっているというようなことはもちろんないが、少なくともぷらっとホームでは発売のアナウンスをしたところ多数の問い合わせが入ってきたそうで、日本国内でも在日外国人やソフト開発会社などから需要が結構あるらしい。老舗の同店も、本多社長自らが店先にWindows 98英語版の価格表を張り出すなど、Windows 98英語版の販売には力が入っている。
正式発表が行われたばかりのWindows 98日本語版も、発売日まであと1ヶ月というわけで、アキバの一部大型店は店先を飾りつけるなどして、Windows 98発売を盛り上げるべくキャンペーンを始めている。LAOX THE COMPUTER館では、'95年11月のWindows 95発売直前のときと同様、正面入口にWindows 98をイメージしたアーケードを設置、傍らには「発売まで○○日」というカウントダウンを表示するコーナーも設けている。このアーケードはかなり効果的で、同店に入るときには必ずWindows 98の発売日を嫌でも思い起こすことになる。WindowsやMicrosoft嫌いの人にとっては「まるで踏み絵のようだ」という声も聞こえてきそうだが…。また、同店は店内に「Microsoft Windows 98 当店は0時より販売します」という大きなポスターも貼り出している。またここが、深夜イベントの中心地になりそうだ。
さらにツクモパソコン本店IIやツクモDOS/Vパソコン本館では、正面玄関と壁面に大量のWindows 98日本語製品パッケージを貼りつけ、さらに店の看板すぐ下にWindows 98のロゴの旗を垂らすなどして、まさにWindows 98一色という感じになっている。まるで、もう日本語版が発売されたかのような雰囲気さえ漂う情景だ。実際、予約販売という意味では、ツクモパソコン本店IIやT-ZONEミナミなど一部の大型店がもう始めている。
アキバでもWindows 98英語版がデビューし、日本語版の発売準備も着々と進行中。あとは7月25日(土)深夜0:00の発売開始イベントを待つばかりだ。
[撮影協力:ぷらっとホーム]