1998年7月4日号
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CPUクーラーも色が決め手に?金銀銅のメッキタイプまで登場
Socket 7 CPU用に金銀銅タイプ、Pentium II用は全面黄金色…
【黄金色Pentium IIクーラー(1)】 | 【黄金色Pentium IIクーラー(2)】 |
【銅色Socket 7 CPUクーラー】 | 【緑色Pentium IIクーラー】 |
【青色Pentium IIクーラー】 | 【緑色Socket 7 CPUクーラー】 |
ご存知の通り、色のついたCPUクーラーそのものは、以前からSocket 7用でヒートシンクが緑や青の製品がいくつか存在しており、特別珍しいというわけでもない。しかし、ここ最近登場している数々の新型CPUクーラーを見ていると、明らかにカラー化の率が高まりつつあり、ちょっとしたブームになってきているようにも思える。
記憶に新しいところでは、5月に星野金属工業が「WinDy販売50万台突破記念モデル」としてSocket 7用CPUクーラーに金メッキを施した「WinDy Gold」を限定発売した例があるが、この販売が好調だったためなのか、今週からはなんと金銀銅それぞれ3色にメッキされたWinDyの販売も始まっている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。アルミダイキャストのヒートシンクにそれぞれメッキを施した製品で、金色は以前の限定モデルと同じものではなく少し落ち着いた色になっており、銀色もアルミの素材の色ではない輝く銀色のメッキが施されている。おそらく過去にも例がないと思われるのが銅色タイプで、不思議と高級感さえ漂う。ちなみに、これらは限定品ではないとのこと。価格は2,300円前後と、従来のメッキなしのWinDyより少し高い程度。
色がつくとSocket 7用より数倍インパクトが大きいのがPentium II用CPUクーラー。なにしろサイズが大きいから、色によっては一種異様な雰囲気さえ漂う。最近ではダブルファン付きでヒートシンクが青い製品や、プラスチックカバーが緑色の製品のほか、今週は全面が黄金色のクーラーも出ている。台湾のHPICというブランドのもので、ファンのサイズによって2種類の製品がある。ファンと一部のパーツを除けば全てが光り輝く黄金色で、一見するとまるで金塊のよう。成金趣味とも言われそうだが、実用的な面でも特徴があり、Pentium IIへの脱着がレバーひとつで行える便利な構造が採用されている。しょっちゅうPCの内部をいじるようなマニアックな人には色も構造も受けそうだが、肝心な冷却性能のほどは不明。出始めのためか、価格はややバラついている(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
クロックアップでCPUを動作させているような人ならば、安定性のためにCPUクーラーは冷却性能第一で選ぶべきだが、そうでもなければ色の違いを選択基準にしてもよさそうだ。こうなると、もっと色にバリエーションが欲しくなるところ。さて、次はいったい何色が出てくるだろう?
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとPCiN秋葉原とロビンマイコンショップ]