1998年7月18日号
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DynaBook提唱者のアラン・ケイ氏がアキバでお買い物
おみやげはSONYのグラストロン3個
【Dynabookギャルと..】 | 【DynaBookSSの前で】 |
【ミニノート物色中】 | 【とんかつを箸で食べるアラン氏】 |
そのアラン・ケイ氏は今はWALT DISNEY Imagineering R&DのVice President。プログラミング環境Smalltalkの創案者でもある彼は、現在PDAなどでも使える移植性の高いシンプルなフリーソフト版Smalltalk「Squeak」の開発支援もしている。
Squeak開発者らと来日していた彼は18日(土)、忙しい合間を縫ってアキバに買い物へ。とにかくカラーLCDを搭載した製品に興味があるとのことで、いくつかのショップでPDAやノートを中心に物色。本当は反射型カラー液晶を搭載したザウルスの購入を熱望していたのだが、もちろんまだ発売されていないために、これは断念。日本人としては、どうしても東芝のDynaBookと結び付けたいところだけれども、店で新型の超薄型モデルを見て驚いたり、アキバの路上で発見したDynaBookのキャンギャルと記念写真を撮ったり(彼は右手人差し指でわざわざミニスカートについていたDynaBookのロゴを指差した)はしたものの、購入の意志は初めからなかった様子。ちなみに、DynaBookのロゴ付き団扇をもらって喜んだりもしていた。
「まだアメリカには来てない日本の新しい技術の製品はないか」と新しいモノに貪欲だった彼にとって、アキバははたしてどんな街にみえたのだろうか。短いショッピングを楽しんだ彼は、結局SONYのグラストロン3つを購入して帰っていった。