1998年7月18日号
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「インターネットショーin秋葉原」に各種新製品が勢ぞろい
新型ノートPCに特に注目が集まる
【メインステージ】 | 【会場全景】 |
【東芝Libretto1000】 | 【踊るBunnyPeople】 |
【垂れ幕】 | 【NEC】 |
イベントの内容は昨年と同様、通信系メーカーとPC関連メーカーらが最新製品を展示し、簡易セミナーを実施するといった「モノ中心」のコンピューター系展示会。「インターネットショー」とは名ばかりで、特別にフォーカスをインターネットへ絞っているわけでもないので、アキバにやってくる物欲人間にとってはうれしい「なんでも最新製品オンパレード」状態になっている。イベントのネーミングが実態とそぐわないのは初回からのことなので、より集客力を増すためにも次の第3回あたりで、ぜひ改名して欲しいところ。
さて、実際にあちこちのブースを見て回ったところ、やはり注目は最新の薄型ノートPCに集まっているようで、「Slim Shock!」のキャッチコピーでおなじみ東芝DynaBookSS 3000/6000、LibrettoSS 1000や、好調続くソニーVAIOシリーズ、シャープMebiusノートPJシリーズらのデモ機には常に人が集まっている。東芝が新製品を分解展示したり、シャープがCD-ROMドライブ内蔵の新型Mebiusを参考展示したりしているほか、発表間もない富士通のFMV-BIBLO NEVII20、日立のPriusシリーズの展示も行なわれている。まさに一同に新型ノートPCが勢ぞろいしているというわけで、実際に使い比べてみたりするにはいい機会だろう。ほかにも、コンパックがMediaGX搭載のノートPCや日本語版Windows CE 2.0搭載のH/PCを展示したり、通信系メーカーらが携帯電話のコンセプトモデルを出していたりと、総じてモバイルや通信系の製品では興味を引くものが多い。周辺機器では富士通やWindows 98 Partner Zoneのブースで各種USBデバイスを展示中だ。Adobeのグラフィックソフトの実体験セミナーや、EPSONのカラープリンタを使ったTシャツプリント/フォトシール作成のセミナーが大人気になっているところは、いかにこのイベントの来場者層の幅が広いかを物語っている。
様々なコスチュームのキャンギャル、各社のグッズ・プレゼント企画、メインステージでのプログラムも見どころ。キャンギャルの撮影のためだけに来たかのようなカメラ小僧もいれば、プレゼントありのクイズ大会でひときわ盛りあがるブースあり、メインステージ会場もプログラムによっては立ち見が出るほどの人気。特に、毎日15分だけ行なわれる「インテルショータイム」は、TV CMでおなじみのBunnyPeopleによるダンスが披露され、そのままインテルグッズがもらえるじゃんけん大会と続くものだから、ちょっとした騒ぎが起こるほど。メインステージは、最終日の20日(月)にインプレスが「PC WatchラジオSpecial」を公開放送する予定もあるので、こちらもぜひお楽しみに。
PCのイベントとしては、発売を1週間前に控えているということもあって、全体的にWindows 98が強調されている様子。たとえば、アキバの中央通りにはあちこちにWindows 98マークを全面に押し出したインターネットショーの垂れ幕がかけられ、会場もメインの入り口を入るといきなりWindows 98専門ブースにぶつかる配置になっている。これでは「Windows 98ショーか?」と勘違いする人がいてもおかしくない。各社のPCのデモ機にも、あたりまえのようにWindows 98がインストールされている。イベントの主催者である秋葉原電気街振興会にとっては、今年はWindows 98特需を盛りあげるイベントも兼ねることができて、ラッキーだったというところか。
「インターネットショーin秋葉原」の会期は17日(金)~20日(月)。開催時間は11:00~19:30(最終日のみ18:00まで)。このイベントにあわせて、各店が記念セールをやっていたり、メーカーが特典キャンペーンもやっているので、詳しいことは専用ホームページでチェックしてみよう。この連休は、アキバがいつもよりずっと面白い場所になっているはずだ。
□インターネットショーin秋葉原
http://www.akihabara.or.jp/
□インプレス、「 '98 Internet Show in秋葉原」に特別協力
http://www.impress.co.jp/release/19980716.html