1998年8月22日号


iMacの直輸入版をデモするショップに人だかり
直輸入した英語モデルをショップが一般開放

iMac US版展示中!iMacデモ機
【iMac US版展示中!】【iMacデモ機】
人だかりが発生輸入価格表
【人だかりが発生】【輸入価格表】

 いま世界中で熱狂的な注目と関心を集めているのがAppleの「iMac」。言うまでもなく、そのハードと外観の斬新さでMacユーザーはもちろんPCユーザーにも注目度抜群の新型Macだ。標準周辺機器インターフェースとして新たにUSBを採用し、FDDを取り外すなど、ハードウェア上の設計を刷新したほか、なによりスケルトンボディを採用したユニークな外観デザインが大きな特徴になっている。

 国内でもiMacの発売日を1週間前(発売日:29日)に控え、いろいろと騒がしくなっているところだが、アキバではMacintoshとCG系ソフトを扱うショップ「CGドラゴン」(ブロックE2、定貞ビル2F)がいち早くiMacの実機を輸入して店内に設置、デモ用に一般開放して大変な人気を呼んでいる。

 同店がiMacのデモ機を店内に設置したのは21日(金)の夕方。短い時間ながら、その日はiMac見たさの人で店内は溢れかえり、中にはたまたま地方から出てきた人もいて、感激したり興奮したりといった様々な人間模様が見られたそうだ。22日(土)も、ひっきりなしに人がやってきては、iMacの周囲を囲んで人だかりとなっていた。実際にキーボードとマウスで操作してみる人、ボディ本体の裏や横を執拗にチェックする人、ボディの質感を手で触って確かめる人など、やることは人それぞれ。「これは買わねば」、「かわいい」といった声もあがっていた。スケルトンボディというと質感が悪くなりがちだが、iMacはうまく成形加工されているようで、その点で不満を言う人は見ている限りではいなかったようだ。

 同店では、この英語版iMacの輸入代行を行うということで、現在予約を受けつけている。当初は在日外国人向けの販売に絞るつもりだったものが、日本仕様のiMacは出荷量が少ないという話が持ちあがるにいたって、急遽広く予約を受けつけるようにしたのだそうだ。価格は手数料など込みで258,000円(1ドル=145円の場合)。すでに数十台の単位で予約が入っているとのこと。日本仕様の製品は公式発表では29日(土)の15時から販売開始で、価格は178,000円となっているものの、販売店がかなり絞られ、入荷数が十分なのかどうか危ぶむ声が出ている。このあたり、製品仕様、入手性、価格、サービスなどいろいろ考慮した上でどちらかを選択すればいいだろう。

 とにかく、国内でiMacの実機を触れる貴重なチャンス。MacユーザーもPCユーザーも、興味のある人はこの機会を逃す手はない。iMacに対する賛否両論もあるようだが、まずは触ってみることが重要だ。

・「CGドラゴン」
 千代田区外神田4-4-9 定貞ビル2F
 Tel 03-5298-2870 Fax 03-5298-2890
 営業時間 11:00~19:00 年中無休

□Apple Computer/アップルコンピュータ
http://www.apple.com/
http://www.apple.co.jp/
・iMac
http://www.apple.com/imac/
http://imac.apple.co.jp/index.html
□CGドラゴン
http://www.cgdragon.com/

[撮影協力:CGドラゴン]


[ Back ]戻る