1998年9月26日号 |
ジャストシステムとしては1年半ぶりの一太郎バージョンアップでアピールに余念がない様子で、26日(土)にはLAOX THE COMPUTER館で浮川社長夫妻による講演も行なわれた。30分間の講演内容は一太郎9とATOK12の新機能に関する話がほとんどで、花子の説明は最後の2分程度でおしまい。テーマであるはずの「一太郎・花子開発秘話」と言える話題はほとんどなく、本人が言う通り本当に「打ち合わせなしのぶっつけ本番」だったらしい。
あまりにもパッケージの種類が多いため、実売価格についてはここでは省略する。詳しくは「今週見つけた新製品」を参照して欲しい。
販売されているのは、今のところ日本語版デバイスドライバー付属のバルク品のみで、パッケージ品はなし。スペックはAGP対応でメモリはSDRAM 16MB。25,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)という実売価格はCreativeと「いい勝負」ではあるものの、パッケージ品とバルク品という違いは印象的にはかなり大きい。まだ、ごく一部のショップでしか扱っていないため、VIPER V550を狙い打ちにしようと考えている人は早めにショップに走ったほうが無難かも知れない。
[撮影協力:USER'S SIDE秋葉原店]
このドライブは以前から値下がり傾向にあり、もともと売れてはいたのだが、2週間前からドライブ単体で29,800円という価格が出始めてからは、さらに輪をかけて爆発的な売れ行きを見せている。この価格をまずつけたのがソフトクリエイトFM館。同店では、とにかくその価格にしてから飛ぶように売れるそうで、毎回大量入荷してもすぐに売りきれてしまうとのこと。26日(土)も1日だけで200台近くも売れたそうで、残りも27日(日)のうちには全て売れしてまう可能性大とか。
ライティングソフトのバンドルがないため、基本的には2台目のCD-Rドライブ購入という人向けだが、同店ではライティングソフトのEasy CD Creatorも単体で5,800円で販売している。ドライブ単体では、ほかにもWAVE EYE秋葉原店や、Networkセンター秋葉原店も同額で販売中。限定ながら、ライティングソフトをバンドルして29,800円で販売する例(ピーシーアドバンスド3丁目店)もある。とにかく安くCD-Rドライブを買いたいという人には、これらがいい選択肢になりそう。
[撮影協力:ソフトクリエイトFM館]
RevolutionIVは一部のショップが予約を受付中で、予価は16MBで23,000円前後。SPECTRAは10月2日(金)に入荷すると張り紙で入荷日を明示しているところもあるが、まだ予価を出しているところはない。Voodoo Bansheeについてはショップ側も製品評価を決めかねているようで、現段階で入荷予定や予価を張り紙などで明示している例はない。
Ticket to Ride IVとVoodoo Bansheeがデビューとなれば、これで最新ビデオチップの登場ラッシュも一段落。いよいよマーケット上での本格的な大混戦が繰り広げられることになる。
S3の最新ビデオチップSavage3Dを搭載したビデオカードの価格が早くも急速下降。先行したHercules Terminal Beastはもちろんのこと、先週から販売が始まっているAOpenのNAVIGATOR PA70が安値をつける傾向にあり、最も安いところでは12,800円をつけている例もある(TWO-TOP秋葉原1号店)。今でも性能評価が分かれているSavage3Dだが、ここまで下がってくるとコストパフォーマンスという面でも再評価が必要になってくるかもしれない。 |
Voodoo2カードの値下がり傾向が続いている。このところマイナーベンダーから格安製品が相次いで登場していたが、今度はメモリ8MB版ながらDiamond Monster 3D IIでも15,800円という安値が現れている。販売しているのはWAVE EYE秋葉原店で、なんと2枚同時に購入する場合には29,800円で販売してくれるという。メジャーベンダーのVoodoo2カードでSLI接続の環境を構築するにしても、今や3万円以下で実現できてしまうというわけだ。また、同店ではHIS製の12MB搭載Voodoo2カードも格安販売中で、1枚では17,800円、2枚買った場合は33,800円にしてくれる。これでますます「PCIバスのスロットが足りない」と悩む人が増えそうだ。 |
日本語キーボードはOSがWindows 3.1からWindows 95に変わったタイミングで、106から109へとキーの数が増えているが、さらにWindows 98用として3つのキーが増えた112キーボードなる製品が登場している。製品名は「Patrol K290」。ファンクションキーの隣に元からある「PrintScreen」、「ScrollLock」、「Pause」キーを1段下に下げ、代わりに「Power」、「Sleep」、「Wake」のキーが追加されている。何をするキーかと言えば、「Sleep」と「Wake」がサスペンド機能に対応、「Power」は文字通り電源キーということになる。実は「Power」キーというのはOSとは関係なく、キーボードパワーONに対応したマザーボードのBIOS側で設定することで、起動専用キーとして使える。実用度のほどは不明だが、少なくともレア物として自慢できそうだ。価格も2,280円と安いのも魅力。ZOAで販売中。 |