1998年10月3日号 |
まずは待っている人も多かったカノープスのSPECTRA 2500。独特のカード形状で、チップ冷却ファン、Voodoo2カードとの接続機能などを搭載したオリジナル設計のビデオカード。ブランド力も手伝って、ショップでは売りきれ店が続出している。16MBメモリ搭載、AGP版で実売価格は30,000円前後。ほかに、Creative Graphics Blaster RIVA TNTのPCI版、Diamond ViperV550のPCI版リテールパッケージも出ている(全て16MB)。それぞれ価格は27,000円前後、23,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。RIVA TNTでもCreativeのダントツの安さが目立ち、PCI版とAGP版の価格差もほとんどなく、先行して発売されたAGP版も今では23,000円前後で入手が可能。
注目度という意味では、やはりSPECTRA 2500が一番のようで、ショップでもBLESSとフロンティア神代 東京秋葉原店とコムサテライト2号店(COM/2)が店内でデモを実施中。SPECTRAの上位バージョンSPECTRA 3200の入荷予定をショップに尋ねる人も多く、人気の高さが伺える。ちなみに3200の入荷予定はL・PLAZAが9日(金)、フジオン パート4が15日(木)と店頭で案内を出している。
□カノープス
http://www.canopus.co.jp/
・SPECTRA 2500
http://www.canopus.co.jp/catalog/spectra_tnt/spectra2500_index.htm
[撮影協力:ソフトアイランド秋葉原店とBLESS]
Apollo BXというのは、もともとロードマップ的にはApollo Proの後に出る予定だったチップセット。機能的には変わらないものの、Intel 440BXチップセットと「ピン互換」という特長がある。FICによると、VB-601-Vに搭載しているチップセットも440BXピン互換という。実際、North Bridgeチップの型番も、当初発表されていたApollo Proの「VT82C691」ではなく「VT82C692BX」という新しい型番になっている。何らかの理由で、Apollo BXもApollo Proと呼ばれるようになったのかもしれない。
マザーボード自体の内容は、いたって標準的なもの。ベースクロックも見る限りは66MHzと100MHzのみ。PCIが最大5本使えるというのは、一つの魅力かもしれない。価格は17,800円と、非Intel製Slot1対応チップセット搭載のマザーボードとしては高価。いわゆる「人柱」用としてはかなり面白そうな存在ではある。販売しているのはツクモパソコン本店II。
□First International Computer(FIC)
http://www.fic.com.tw/
・VB-601-V
http://www.fic.com.tw/motherboards/VB-601-V/vb-601-v_intro.htm
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
同じシリーズでSlot 1のみを搭載した下位バージョンの「FW-6400GX/150/WOS」も含め、緑色基板の初期ロット製品は予定通り30日(水)から販売が始まっている。価格はWSが37,800円、WOSが32,800円。ただし、TWO-TOP秋葉原1号店ではすでに売り切れで、残りは全てWORLD PC EXPOの会場(幕張メッセ)で販売中だそうだ。PCI 6本、440GXチップセット、ベースクロック最高150MHzといった性能に惹かれているという人は、EXPOに行った方が良さそう。急ぎでなければ、赤い基板のロットまで待つというのもアリだろう。
PC/100メモリもマザーボードオンボードの時代に…。TMCから出荷された「TI5VGS+」というSocket 7マザーボードには、WinbondブランドのPC/100(CL=2)メモリ64MBがオンボードになっている。MVP3チップセット搭載のTI5VG+がベースになっており、SIMMスロット2本とDIMMスロット1本を削ったところにメモリを実装している。メモリは表と裏に32MBずつ両面実装されている。メモリチップそのものは別メーカーからのOEMの可能性もありそう。価格は27,800円とちょっと高めで、コストメリットがまだ出ていないのがちょっと気がかりだが、今後の一つの方向性としては面白い。ソフトアイランド秋葉原店で販売中。 |
今、TWO-TOP秋葉原1号店では前代未聞の楽しいキャンペーンを実施中。なんと、「インド製HDD」ことJTS製のHDDを購入すると、FREEWAY(TWO-TOPの運営会社)とJTSのロゴ入りパッケージに入ったカレー粉(インド製)をプレゼントしてくれる。同店では2.1GBを15,500円、4.3GBを19,200円で販売中で、漏れなくプレゼントしてくれるそうだ。しかもHDDは30ヶ月保証付き。一時のブームが下火になっていたインド製HDDも、「カレー粉付きインド製HDD」として再び注目を集めることになるかも? |
「Power」、「Sleep」、「Wake」の3キーが追加された日本語112キーボードの種類が密かに増殖中。よくよく探してみると、先週紹介した112キーボードのほかにも、BTC製のものや、ワイヤレスのタイプなど幾つか種類があることが判明。デザインの違いや、さらにキーが追加されているなどといったバリエーションはあるものの、共通しているのは値段が安いことと、「Power」、「Sleep」、「Wake」の3つが順序よく並んでいること。違ったメーカーから共通規格の製品が出てきていることから、今後も種類が増える可能性あり。各製品の価格や内容に関しては、「その他のお買い得情報」を参照して欲しい。 |