1998年12月19日号 |
同様の製品はすでにAbitとGIGABYTEが発表しているが、同店で展示しているものは「MS6905」という型番があり、どうやらMicrostar製のようだ。このカードはAOpen AX6BC TYPE RとSocket 370対応CPUのサンプル品を使って実際に動作確認をとったそうで、近日入荷する予定とのこと。これさえあれば、現行のSlot 1マザーボードでSocket 370対応CPUが使えるようになるわけで、何もSocket 370対応のマザーボードを新たに買う必要はなくることになる。
見た目は、現行のCeleronからコアをはずして代わりにソケットを載せたような、なんとも間抜けな格好をしているが、発売されればまずヒットすること間違いなし。ちなみに、440FXチップセット搭載のSlot 1対応マザーボードが出始めた頃には、Slot 1をSocket 8にする構造的にまったく同じ製品が出回ったこともある(今でも稀に売られている)。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
怪しげな製品かと思いきや、サーバー向け製品の開発で定評のあるSUPERMICROが自社マザーボード向けに作ったもので、「SUPER TMR-004」という製品型番がつけられている。構造的には単純で、Slot 2のオス側コネクタがついた短い基板にそのままSlot 1のメス側コネクタがついている。基本的にデュアルSlot 2マザーボード用の製品で、2枚セットで販売中。基板上には小さなDIPスイッチが用意されており、1つめのスロットにさすか、2つめのスロットにさすかで設定を変更する必要がある。
Pentium II Xeonは価格が高いため、まずはデュアルSlot 2マザーボードとこのアダプタを使ってPentium IIデュアルマシンとして利用し、そのあとXeonに移行するという人向けの製品だとか。果たしてどれだけのニーズがあるのかは不明だが、ユニークな製品であることには違いない。プロサイド本店で6,000円。リテンションキットも付属している。
[撮影協力:プロサイド本店]
「H.D.D. heat sink MS-10 HERMANNATOR」という名の製品は、3.5インチHDDを5インチベイにとりつけるマウンタ全体が、本当にアルミ製のヒートシンクそのものになっている。フロント部にはファンが2つあり、天井部には放熱用のフィンが多数用意され、見た目は何やら近未来的でかなりかっこいい。最近のHDDはスピンドル回転数が高速化されて性能があがっている反面、発熱がはげしくなっているので、より安全に運用するためには、こんなHDD専用クーラーが役に立つかもしれない。実売価格は5,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
約2週間前に登場した8.4GBモデルに続き、Western Digitalから13GBと4.3GBのUltra ATA/66対応HDDが発売になっている。それぞれ実売価格は約35,000円、約19,000円だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Western DigitalのUltra ATA/66対応化が他社をリードするかたちでどんどん進んでいる。ただし、現時点では対応マザーボード(チップセット)がないため、誰もまだその機能を試せないのだが。 |
T-ZONEミナミとT-ZONEアップグレードギャラリーでは、9.5mm厚で6.4GBの容量を持つIBM製2.5インチHDD「DBCA-206480」の販売を開始している。価格は約47,000円。これでサブノートでも6.4GBのHDDが積めることになる。さらに、12.7mm厚の製品では、「DCXA-210000」という10GBの製品もあり、こちらは現在予約を受付け中。価格は要問い合わせ。ノート用のHDDも進化するスピードがなかなか早い。 |
Flip-Flapでは、現在代理店から入手したというRAGE128ビデオチップを搭載した「ATI Rage Fury」のサンプル品を店内で展示中。RAGE128は、最近になって海外でベンチマーク結果やレビューがいくつも公開され、その高い性能に「今年一番のビデオカードか?」などと評価が急激に高まりつつあるところで、3D系マニアにとっては気になる製品。年末も押し迫っているだけに、デビューの時期が気がかりだが、現時点ではまだはっきりしていないそうだ。とりあえず実物を見たいという人は、同店に走ろう。21日(月)まで展示しているとのこと。 |