1999年1月15日号 |
新型パッケージは、フリップチップによって製造されたもので、従来のように金色の丘状の盛り上がりが中央にできているタイプではなく、セラミック基板上にダイが乗り、そのうえに茶黒の冷却板が乗っている。冷却板とセラミック基板との間にはちょうど1mm程度の隙間があいている。現在出まわっているのはM II-333GPのみで、コア電圧2.9V、クロック83MHz×3=250MHzという仕様に変化はない。実売価格は8,000円前後(詳細は「Cyrix CPU最安値上位5傑ショップ」を参照のこと)。
□ナショナル セミコンダクター ジャパン(株)
http://nsjk.co.jp/
・Cyrix M II新パッケージのお知らせ
http://nsjk.co.jp/newsite/cyrix/MII/newpkg/newpkg.html
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとPCiN秋葉原]
さらに、OAシステムプラザ東京本店ではIBMのDRHS-36XPWというUltra2WideSCSI対応の36.4GB HDDも受注発注の形で予約を受けている。この製品は7,200rpmで4MBのキャッシュを内蔵する、まさにハイエンド中のハイエンド製品。予価は228,000円。いずれも個人の環境で誰もが必要な製品とは思えないが、とにかく大容量の製品が欲しいという人は検討の価値ありだ。
□IBM
http://www.ibm.com/
・Deskstar 25GP(DJNA-352500)
http://www.storage.ibm.com/hardsoft/diskdrdl/prod/ds25gp22.htm
・Ultrastar 36XP(DRHS-3036410)
http://www.storage.ibm.com/hardsoft/diskdrdl/prod/us36xp.htm
[撮影協力:OAシステムプラザ東京本店]
「時計工房」は、CD-ROMを壁掛け時計に変身させてしまうというアイデア品。小型の時計ユニットと、それをCD-ROM中央の穴で固定するためのパーツがセットになった製品で、基本的に、中央の穴へ短針や長針を動かす軸を通し、あとはそのまま固定してしまえば組立作業はおしまい。付属の組立説明書を見ながら作業すれば、あっという間に完成してしまう。スタンドを自作し、置時計として使うのもいいかもしれない。CDラベルの印刷キットを使って、まったくオリジナルデザインの時計を作るもよし、気に入ったデザインのプリントがついたCD-ROMを流用するのもよし。ユニークな使い方としては、大切なデータを入れたCD-Rを焼き、それを緊急避難用に時計化して置いておくというのもありかも知れない。ほかの人には単なる時計にしか見えないが、実は貴重なバックアップメディアだった…とか。ぷらっとホームで1,500円。
[撮影協力:ぷらっとホーム]
J-117とJ-119は、机の上に置く縦長の2スピーカーシステム。デザインはよくある無難なタイプだが、製品を入れたパッケージのあちこちに印刷されている日本語が、かなり怪しい。そもそも「YAMADA」という名前を採用している時点でいかにも変だが、「物件と環境の配合がいい」「型小さい、能量ーが大きい、ボ音は清晰」「深く感動して・音域が廣い」「Hi-Fi音響効果をそ・くり似ている」などという、わかるようで全然わからないような妙な内容がなんとも楽しい。さらに、スーパーウーファーとセットになった3スピーカーシステムB-209では、「力の強さが重低音」という絶妙なキャッチコピー(?)も見られる。音質の程度はわからないが、怪しい日本語満載のパッケージに魅力を感じ、「YAMADA」マーク入りのスピーカーを実際に使ってみたいという人は、ぜひ買って試してみてはいかが?J-119が29,800円、J-119が3,980円、B-209が15,800円。
同店では、このほかにも台湾製のキティ・マウスや、OZAKIの3Dサラウンド・アンプなど、台湾で直接仕入れてきたユニークな製品を販売中(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。いずれも在庫は少ないが、近いうちにまた再入荷するそうだ。
[撮影協力:Flip-Flap]
久々にPC CHIPSから新たなオリジナルブランドチップセットを搭載したマザーボードが登場した。PC CHIPSといえば、他社からOEM供給を受けたチップセットを、オリジナルブランドのマーキングを施してマザーボードに搭載することで有名。過去にはApollo VP1が「VXPro」、SiS5600が「BX PRO」、AladdinProが「BXcel」などにマーキングされている実例がある。今度の製品はM730で、Apollo Proチップセットが使われているようだ。さて、次は一体何が出てくるのか?ビデオとサウンドがオンボードのmicroATXマザーボードで、実売価格は13,800円~14,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 |
Celeron 333MHzと400MHzのPPGA版が今週登場し、SEPP版もPPGA版もこれで発表済の全ラインナップがようやくアキバに勢ぞろい。それにしても、Celeronは種類が増えたもので、今や「CPU最安値情報」の一覧では、Intelの部分にCeleronの文字がズラリと並び、もはやIntelの代表格となった印象さえ受ける。アキバでの売れ筋という意味でも、Celeronが優位のようだが。PPGA版Celeron 333MHzと400MHzの実売価格は「今週見つけた新製品」を参照のこと。 |
先日発表になったばかりのPentium II Xeon 450MHzキャッシュ1MB版と2MB版が、さっそくフェイスで販売開始になっている。といっても在庫があるわけではなく、受注発注で納期は1週間。価格は1MB版が258,000円で、2MB版は468,000円。調べた限りでは、いまのところこれらを扱っているのは同店のみ。 |
今まで256MBのPC100対応SDRAMといえば、CL=3のタイプしか存在していなかったが、ようやくCL=2タイプでも256MBの製品が出てきた。現在販売しているのはパソコンCity支店のみで、価格は68,800円。すでに最安値で6万円を割っているCL=3のタイプと比較するとまだだいぶ高いが、高速大容量メモリを探している人には朗報だ。 |