1999年2月13日号 |
CeleronとK6-2の価格下落がさらに進行
IntelとAMDによる史上最低ラインの戦い
【Celeron】 | 【K6-2】 |
●拮抗しているCeleronとK6-2の価格
年明け直後、IntelがCeleron PPGA版の正式販売を開始すると同時にCeleron全体の価格を大きく下げ、AMDもK6-2の価格を劇的に下げたというのが、Celeron vs K6-2の本格的な価格競争の始まり。特にこのときのK6-2の下げ幅は尋常ではなく、K6-2/400は最安値で約10,000円安、K6-2/380で約6,000円安という下げ幅を記録したほど。
そして2月8日にはIntelがまたCeleronの価格を改定、AMDもこれに追随した。アキバでの値動きはというと、実のところCeleronが一足先に先週一部ショップで大きく下がっていたこともあり、Celeronは今週、全体的に価格が下がって平均価格がやや落ち、K6-2が後を追うように一部で最安値が大きく下降するかたちになった。Celeronは366MHzと400MHzのリテールパッケージが平均で1,000円を超える下げ幅となり、K6-2は最安値で366以上がすべて2,000円近い下げ幅を記録。そして、最終的にはどちらも最安値、平均価格ともほぼ拮抗した状態になっているから面白い。奇しくも、同じ400MHzで動作するCeleron 400MHz(PPGAリテールパッケージ)とK6-2/400(バルク)は、最安値がまったく16,900円の同額で並んでいる。
●史上最低ラインの戦い
CPUの価格は下がりつづけ、現在のボリュームゾーンにある300MHz以上のCeleronとK6-2でさえ、7,000円台からという史上最低ラインでの戦いになっている。保証外ながらクロックアップ動作が容易なことから不動の人気を誇っているCeleron 300A MHzも、今では安いところでリテールパッケージは8,000円台。いったいどこまで下がるのか。
まるで子供の喧嘩のようなIntelとAMDの値下げ合戦。アキバの実勢価格にそれがそのまま現れている。
[撮影協力:USER'S SIDE本店とツクモパソコン本店II]