1999年2月13日号 |
これまでにも、一部のショップでこうしたネジを扱っているところがあったが、とても目立たない存在だった。それが今週になると、立派なオリジナルパッケージに12個の手回しネジが入ったWinDyブランドの製品が一斉に出回り、ずいぶんと目立った存在になっている。面の部分にCPUクーラーでおなじみ「WinDy」のブランド名が彫りこまれているのが特徴。'98年末に登場したオールアルミ製のPCケース「WinDy MT-PRO2000」にも使われているネジだ。ミリネジとインチネジの2種類が用意されているので、自分のケースに合わせて選択すべし。価格はどこのショップでも980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
新型のスクロールマウスは台湾メーカー製で、製品名をMaxxtro WebMouseという。基本はオーソドックスな2ボタンマウスだが、ボタンとボタンの間には円形の4方向パッドが付いている。ちょうどゲーム用のジョイパッドのようなもので、これを操作してアクティブなウィンドウを上下左右にスクロールさせることができる。付属のデバイスドライバを使えば、ボタンを押すごとに何行スクロールさせるのか、どのくらいのスピードでスクロールさせるかなどの細かい調整も可能。WebMouseを独占販売しているFlip-Flapでは、これを「台湾式」と名付けて999円で販売中だ。このダメ元で買えてしまう安さも魅力のひとつと言えるかも知れない。同店では、今後USB対応版などのバリエーションも販売する予定とのこと。試しにおひとついかが?
[撮影協力:Flip-Flap]
32MBのスマートメディアを他社に先んじて投入してきたのはデジタルカメラで快進撃を続けているオリンパス。自社のデジタルカメラ用に発売したもので、C-1400XLとC-900ZOOMに対応しているほか、有償アップグレードで32MBに対応したC-1400LやC-840Lでも使用できる。実際に試したところ、C-900ZOOMでは1,280×960ドットの標準解像度で146枚の撮影が可能になることが確認できた。
もちろん保証範囲外ながら、32MBのスマートメディア対応をうたっている機器ならば、他社のデジタルカメラも含めてどれでも使用できるはず。というわけで、アキバの一部ショップではさっそく携帯型MP3プレーヤーRioで使えるかどうかの実験を行い、「Rio PMP300で動作しました!!純正32MBを待てない人はGetだっ!!」と張り紙をつけて販売するところも出てきている(32MBタイプを使うにはRio Managerを最新版にする必要があるそうだ)。Rioといえば、内蔵32MBメモリに16MBスマートメディアを足しても合計48MBにしかならず、64MBモデルがあるライバルのmpmanとは差があったが、これでその差も克服できたことになる。ただし、Rioで一度初期化してしまうと、そのスマートメディアはほかの機器では使えなくなることがあり、実質Rio専用となってしまう可能性のあることは予め知っておく必要あり。実売価格は12,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。少なくとも、アキバではデジタルカメラよりもRio用として需要が高まりそうだ。
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
いち早くA-MAX製のSlot 1→Socket 370変換アダプタを販売したCOMTRADERでは、いったんDual化対応の改造ができないとされていたこの製品について、新リビジョンになって改造が可能になったことを店先で大きくアピール中。Dual改造に対応しているか否かは、その製品の売れ行きに大きな影響を与えるらしい。
また、変換アダプタとCeleronがそれぞれ2個単位で売れていくという最近の傾向に合わせ、OAシステムプラザ東京本店では、Celeron 300A MHz PPGA版リテールパッケージについて「現金特価、百個限定 二個一緒にお買い上げの場合 計八百円引きさせていただきます \8,980」と張り紙を出して割引セールを実施している。どうせ2個単位で買う人ばかりなのだから、2個単位で買った人向けに特典を設け、販売促進につなげていこうというわけだ。
極めつけは、マニアックさと流行への機敏な対応で定評のあるUSER'S SIDE本店が用意したDual Celeron用パーツセット。「Celeron “PPGA” Dual COOLING Special」という名で販売をはじめたオリジナルの商品で、人気の低価格DualマザーボードTekram P6B40D-A5、Dual化改造で実績のある変換アダプタMicrostar MS-6905×2個、Celeron 300A MHz×2個、オリジナルCPUクーラー×2個、オリジナルのチップセットクーラーをすべてセットにして49,800円で販売中。すべてのパーツがいっぺんに揃ってしまう便利なセット商品であると同時に、それぞれのパーツを単品で買った場合の合計が計52,800円であることを考えると、お買い得なセット品にもなっている。ただし、変換アダプタの改造そのものは自分自身で行う必要がある。あちこち在庫と価格を気にしながら複数のショップを回るのは避けたいという人にはピッタリの商品だ。
先週、Dual化改造済みの変換アダプタを販売していたPC夢工房は、人気のために早くも品切れ。このぶんだと、Celeron Dualの完成品PCがおおっぴらに売られる日も近いかもしれない。
[撮影協力:USER'S SIDE本店とOAシステムプラザ東京本店]
日本AMDが発表した通り、確実に19日(金)からK6-2/400のリテールパッケージが販売開始になりそうだ。T-ZONEミナミではリテールパッケージのサンプル品をショーケースに飾り、「2/19発売予定 予価19,800円?」と書いた札を出して予約も受付中。また、サンプル品展示はツクモパソコン本店IIでも行われている。このほか、ソフマップ1号店"Chicago"では19,799円の予価のみを表示中。さらにDOS/Vパラダイス本店では「近日入荷予定」の札が出ている。K6-2/400のリテールパッケージを狙っている人は、来週に的を絞るべし。 |