1999年3月13日号 |
SCSIインターフェイスといえば、カード(コントローラー)側がすでに68Pinコネクタを使用するUltra Wide SCSIが主流であるにもかかわらず、これまでSCSI接続用CD-ROMドライブといえば50PinコネクタのFast SCSI-2もしくはUltra SCSI対応製品のみしかなく、わざわざ68Pin→50Pin変換コネクタを使わなければならなかったり、CD-ROMドライブだけSCSIを諦めてIDE(ATAPI)にするといった対応が必要だった。それを解決すべく登場したのがこの製品というわけ。
実売価格が21,000円前後と決して安くはないが(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)、日本製らしいユニークなハイエンド製品として注目を浴びるのは間違いなさそう。
□プレクスター(株)
http://www.plextor.co.jp/
・PX-40TSUW
http://www.plextor.co.jp/rom/px40tsuw.html
[撮影協力:ぷらっとホーム]
先週登場したバルク品に続いて、今度はM II-366GPのリテールパッケージが出回りはじめた。もちろん仕様はバルク品と同一で、コア電圧が2.9V、実クロックは100MHz×2.5=250MHz。全体が銀色の薄型パッケージに緑色のシールが貼られ、そこに「366 100MHz Bus 2.5x」とハッキリ仕様が書かれている。このリテールパッケージはナショナルセミコンダクタージャパンが発売している公式な製品。ただし、中身はCPU単体と保証書+説明書という構成で、CPUメーカーが直接販売するリテールパッケージとしては珍しくCPUクーラーが同梱されていない。先週のバルク品登場以来、下位モデルの333GPと実クロックが同一というM II-366GPの謎な仕様が海外でも話題になっているが、とにかくこれで100MHz×2.5が公式な仕様であることがより明確になった。実売価格は9,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。 □M II(http://nsjk.co.jp/newsite/cyrix/MII/m2.html |
RAGE 128搭載ビデオカードの日本語リテールパッケージがようやく発売になった。ただし、RAGE 128搭載ビデオカードには多くの種類がある中、リテールで発売になったのは現時点でXPERT 128のみ。16MBメモリのAGPモデルで実売価格は19,800円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ソフトウェアDVDプレイヤーや日本語マニュアルなどがバンドルされている。'98年末に発売されるという当初の予定からすると、四半期以上も遅れての登場ということになってしまった。 |
Eliteから発売になった「P6BXT-A+」は、DCSの「P2/370A」に続いて2製品目のSlot 1/Socket 370両用マザーボード。P2/370Aと同様、両方のインターフェイスを同時に使ってのDual動作はできないものの、どちらかの一方のインターフェイスを自由に切り替えて使用することができる。SPDIFコネクタ付きのPCIサウンドチップをオンボートにして実売価格が12,800円~14,500円と安いのも特徴の一つ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。このあとに続くメーカーがもう数社現れれば、「Slot 1/Socket 370両用マザーボード」というひとつのジャンルが確立してもおかしくはなさそうだ。
□P6BXT-A+(http://www.ecs.com.tw/ecs/ecs/p6bxt-a+/p6bxt-a+.htm) |
旧型マシンの資産をうまく流用してアップグレードしたいという人は、ソフトアイランド秋葉原店で販売中のシンガポール製「Kobian KOB-EXAT」というマザーボードはどうだろう。このマザーボードは、440EXチップセットを搭載したATフォームファクタのSlot 1対応マザーボードで、メモリにSIMMが使えるという珍しい特徴を持っている。Socket 7ではともかく、Slot 1用でSIMMの使えるマザーボードは440LXチップセット時代にいくつかあっただけで非常に珍しい。しかもマニュアルによるとSIMMとDIMM(SDRAM)の混在も可能で、価格も8,280円という破格の安さ。初期のPentium搭載マシンなどATフォームファクタでSIMMを使用したマシンのアップグレード用に使えそうだ。ただし、キャッシュ内蔵Celeron(Mendocino)に対応しているかどうかは残念ながら不明。
□KOB-EXAT(http://www.kobian.com/products/motherboards/kob6ex-at.htm) |
DOS/Vパラダイス本店では、現在Celeron 433MHz(PPGA)を店内に展示中。製品型番などが見えるようにCPUを裏返しにして展示しており、「近日入荷予定」という札も一緒に置かれている。アキバに66MHz×6.5=433MHzのCeleronが登場するのももう間近のようだ。 |