1999年4月10日号 |
K6-2/475は透明のプラスチックケースに入れられた状態で展示され、ほかのK6-III/400など販売中のCPUと一緒に並べられている。この状態で確認できる範囲では、CPUの形状は従来どおりで、マーキングも「AMD K6-2/475AHX」とある以外はこれといって変わったところはない。残念ながら、まだ買うことはできないが、95MHz×5=475MHzというCeleronやPentium IIすら追いぬくSocket 7最速のCPUを実際に目にするにはこれがいいチャンス。Socket 7派の人は実際に足を運んでみるといいだろう。
400MHzだけが出回っているK6-IIIについても新しい動きがあり、フェイスでは店内で59,800円という予価を表示してK6-III/450の予約を受け始めている。ただし、先に「4月中旬入荷」の予告をうっていたTWO-TOP秋葉原1号店が入荷時期を5月中旬に変更するという気になる動きもあり、K6-III/450に関してはまだ予断を許さない状況のようだ。
[撮影協力:DOS/Vパラダイス本店]
開発元は韓国のKANAM ELECTRONICSというメーカーで、製品型番は「KN820T」。以前から販売しているATXミドルタワーケースKN820をベースにした製品で、ホワイトとブルーのツートンカラーを採用したフロントパネルを、半透明ホワイトと半透明ブルーのカラーリングに変更したもの。形状自体は似ても似つかないが、色に関しては新型のPower Macintosh G3にかなり似ている。CD-ROMドライブやFDDなどのドライブ類を設置すると、結局フロントベゼルの色が合わずにトータルでは色が合わなくなってしまうが、それでもどうしてもスケルトンがいいという人にはこのケースがおすすめ。
このKN820には、ほかにもシルバーとカッパーのツートンカラーモデルとしてKN820MSという製品もある。KN820Tはツクモパソコン本店IIで15,800円で販売中。
□KANAM ELECTRONICS
http://www.kanam.co.kr/
[撮影協力:ツクモパソコン本店II]
DOS/Vパラダイス本店が販売している「TC515C-B」は、ケースのフロント下半分に24枚のCD-ROM用トレイがついた変わったケース。CD-ROM収納庫は半分だけケース内部に埋め込まれ、あと半分はそのまま突き出した格好になっているため、なんとも不恰好だが、まるで昔のジュークボックスのように見えなくもない。頻繁にCD-ROMを入れ替えたりする環境のPCに使用したり、あるいはCD-R書き込み専用PCに「CD-R収納庫付きケース」として使うのも便利かもしれない。ただし、電源の位置の関係でSlot 1用マザーボードは使えないとのこと。価格は12,800円。
[撮影協力:DOS/Vパラダイス本店]
MVP4は昨今の流れを受け、ビデオ機能とサウンド機能を統合したローエンドPC向けのチップセット。ビデオ部分はTridentのライセンスを受け、Blade 3Dのコアを使用している。P5M4-MはこのMVP4を搭載したmicroATXのSocket 7対応マザーボードで、キャッシュの容量は1MBとなっている。展示中の製品を見る限りでは、MVP4チップセットはサウスブリッジにVT82C686A、ノースブリッジにVT8501型番のチップが使われている。もちろん、ビデオ機能を内蔵しているため、AGPスロットは用意されていない。
マニュアルを見ると、Rise mP6やK6-III/450など最新のCPUにも対応しており、これから新たにSocket 7対応マザーボードを入手してみようと考えている人にはちょっと面白そうな製品と言えそう。TEKRAMの製品パンフレットも展示中だ。
[撮影協力:PCiN秋葉原]
ELSAの製品に続き、今度はASUS製RIVA TNT2搭載ビデオカードのサンプル展示が始まった。DOS/Vパラダイス本店では、ASUS AGP-V3800TNT2/TVを「近日入荷」と書いた札とともに店内に展示中。チップ用クーラーを外した状態で展示しているため、RIVA TNT2のマーキングもはっきりと確認することができる。Voodoo3もデビューし、次はRIVA TNT2の登場に期待がかかる。 |
Celeron 433MHzのSEPP版がバルクで出回り始めた。価格は23,800円~25,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ほかの例に漏れず、PPGA版のリテールパッケージと比べるとやや割高な相場になっている。CeleronのSEPPはなくなる方向にあり、少量生産と見られる最上位モデルの433MHz SEPP版は市場に出回らないとの観測もあったが、ごく僅かながらアキバにも出回るかたちになった。CeleronのSEPP版は意外としぶとい。 |
ソフトクリエイトFM館では、店内のCPU価格表に「インテルCPU 4/11(日)プライスダウン!」と書かれた大きな張り紙を掲示中。各メディアで報じられていたように、以前からこのタイミングでIntel価格改定があることは公然の秘密となっていたので、同店に限らず11日(日)以降にアキバ全体のIntel CPU相場が大きく動く可能性が大。Intel CPUの購入を考えている人にとってはいいチャンスだ。 |
Pentium III Xeon 500MHzキャッシュ1MB版の店頭販売がLAOX THE COMPUTER館で始まった。これまでにも受注発注での販売実績はあったが、店頭に在庫が用意されたうえで販売されるのは初めて。現在アキバで購入可能なIntel CPUとしては最上位の製品で、価格のほうも270,200円とまさに最上位。もちろん、売られているのはバルクではなくリテールパッケージ。 |