1999年6月5日号

台湾で見つけた変なモノ'99
45倍速「GD-ROM」ドライブや128MB CFメディアも販売中

光華商場

 台湾で開催されたコンピュータートレードショー「COMPUTEX TAIPEI '99」の取材の合間をぬって、台北の電脳街である光華商場などでユニークな製品を探してみた。

 1年ぶりに訪れた電脳街は、若干きれいになって「怪しさ」が減りはしたものの、それでも日本では見かけないユニークな製品をいくつか見つけることができた。それらをここで紹介しよう。

□台湾で見つけた変なモノ'98
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980606/taipei98.html


●花柄、JAVA柄、時計柄…柄つきCD-Rメディアが流行中?

CD-Rメディア販売風景 柄付CD-Rメディアたくさん
JAVA 花柄

 台湾の電脳街で目立つのは、なんといっていもCD-Rメディア。そこかしこの店頭で、CD-Rメディアをつんだドラムがいくつも並べられており、好きなメディアを1枚単位で買うことができる。販売されているメディアの種類も豊富で、ざっと数えただけでも40種類はある。

 中でも目を惹いたのがレーベル面をカラー印刷した製品群。売られていたのは、花柄の「GARDEN」や、熱帯魚の描かれた「Z-SEA」、湯気を立てているコーヒーカップがデザインされた「JAVA COFFE SHOP」、そして「MICKY MOUSE」など。各ショップとも必ず1製品はおいてあり、どうもそこそこ人気があるらしい。このほか、時計の文字盤が印刷されているCD-Rメディアもあったりして、店頭で陳列されているレーベルを見ているだけでも結構楽しい。ちなみに、これらのメディアは中身を記入するラベル部分が無いものが多い。メーカーが「特徴のあるメディアだからラベルが無くても整理できる」と思ったのかどうかはわからないが、同じものをたくさん買うと後で整理に苦労しそう。

 なお、CD-Rメディアの価格は1枚22~40元(約88~160円)で日本国内とほぼ同じ。ただし、日本では安くても300円程度はするCD-RWメディアや80分タイプのメディアは格安で、実売価格は約30元(約120円)。有名ブランドの製品というわけではないので品質面は不明だが、割安感は抜群だ。

●PlayStation用の「スケルトンケース」が販売中

PlayStation用スケルトンケース PlayStation用スケルトンケース
PlayStationロゴマーク入り 公式製品ではありません

 ここ台湾でも、スケルトンデザインのケースが流行しているらしく、ケースを販売するショップのほとんどが何種類かのスケルトンケースを販売している。「そこで」というわけでもないのだが、ゲームショップで見つけたのが左の製品。

 見てのとおりPlayStation用スケルトンケースで、PlayStation本来のボディと交換して使うんだとか。ボタン類も全てクリアになっているほか、本体上面の蓋もちゃんとバネで開くようになっているなど、作りはなかなか良好。ちなみに、しっかり「公式製品ではありません」などとパッケージには書いてある。

 今回購入したショップでは、残念ながら「この色しかない」とのことだったが、箱にはわざわざ「Blue」と書いてあるので、「Red」や「Green」もありそうだ。ちなみに価格は750元(約3,000円)。

●45倍速「GD-ROM」ドライブ!?

GD-ROM!? GD-ROM!?
GD-ROM!? GD-ROM!?

 「GD-ROMドライブ」といえば、最大容量が1GBにもなるという高密度版CD-ROMドライブ。現在はDreamcastに搭載されているだけで、PC向けなどには市販されていない。だが、ここ光華商場では45倍速の「GD-ROMドライブ」が販売中!しっかりパッケージに「45XE GD-ROM」と書かれてあるのだ。

 …と思って購入してはみたものの、中身を開けるとどうもおかしい。ドライブに貼られたシールには「CD-ROM DRIVE」と書かれているし、対応メディア一覧にも「GD-ROM」は書かれておらず、マニュアルを読んでもただのCD-ROMドライブとしか書かれていない。

 まぁ、メーカー名は「GENUINE」なので、GENUINE DRIVEのつもりなのかもしれない。あるいはとんでもない誤植?

□GENUINE
http://www.genuine.com.tw/

●128MB CFメディアが販売中

128MB CFメディア 販売店

 さて、場所は変わってもうひとつの電脳街(ビル?)「NOVA」で見つけたのが、左の写真のCFメディア。

 日本ではまだ見かけたことがない128MBの大容量CFメディア(Feiya社製)で、18,000元(約72,000円)で販売中。ちなみに、売っていたのはデジタルカメラ専門店の「快克」で、もちろんデジタルカメラにも使えるそうだ。

[撮影協力:快克]

●「OZAKI」スピーカーはT-ZONEで

OZAKI OZAKI

 最後に、昨年もお伝えした「OZAKI」ブランドのスピーカーの続報。

 「声かびる」や「DoCoMo」マークなどの怪しい表記で有名になったOZAKIブランドのスピーカーだが、台湾のT-ZONEでは、入り口脇のショウケースで大々的に製品群をプロモーション中。当然各種ラインナップも揃っており、450元(約1,800円)の格安タイプから、5スピーカーの「フルセットタイプ」(3,600元、約14,400円)まで、様々なOZAKI製品を販売している。

 この調子なら、国内のT-ZONEでOZAKI製品が大々的に販売される日もそう遠いことではないのかも?




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