1999年6月26日号

世界初のDual Socket 370対応マザーABIT BP6がついに登場
一部ショップに極少量が入荷、サンプル展示も開始

ABIT BP6入荷しました
【BP6】【入荷しました】
価格は約2万円HPT366
【価格は約2万円】【HPT366】
ポスター入荷は少ないです
【ポスター】【入荷は少ないです】

 ついにDual Celeron用の最終兵器が登場。世界初のDual Socket 370対応マザーボード「ABIT BP6」がアキバに上陸し、ショップでの販売が始まった。この製品は、まさにCeleron(PPGA)を2つ搭載するために作られたDual Celeron用マザーボード。当然のことながら、アキバでの注目度は抜群で、入荷量が少ないこともあって販売開始直後に完売というショップが続出。

 BP6は久々にマザーボードの台風の目となりそう。そして、Intelが保証していないはずのDual Celeron環境がまた一歩、「普通の環境」に近づくことに。

「Dual Cele???」とATA/66対応

 CeleronのDual動作をIntelが保証していないという大前提があるため、メーカーのABITは表向き「Dual Socket 370」という表現を使い、決してBP6の製品説明で「Dual Celeron」と直接CPU名を指定することはないものの、製品構成は明らかにCeleron(PPGA)をDualで動作させるためのもの。マニュアルでも巧妙にCPUの名指しは避けているものの、プロモーション用に作成したポスターやWebのバナー広告では「Dual Cele???」と伏字を使用して真の製品内容をアピールしている。

 BP6は、Celeron(PPGA)を使ったDual運用が可能という以外に、HighPoint Technologies(HPT)のHPT366というUltra ATA/66対応IDEコントローラーをオンボード搭載しているという特徴もある。これにより、440BXチップセット搭載マザーボードでありながらUltra ATA/66対応HDDが使えるほか、440BX側のIDEコントローラーと共存利用できるため、IDEのポートは4つ(コネクタも4つ用意されている)も使え、MasterとSlaveを組み合わせれば最大8台のIDE HDDが利用できてしまう。製品にはHPT366用のドライバが添付されているうえ、Ultra ATA/66対応の80芯IDEケーブルまで同梱されている。

FSBは82~100MHzまで1MHz単位で設定可

 パワーユーザーを対象にした製品だけあり、設定関連もマニアック。CPUの電圧調整はそれぞれのCPUに対して独立して行うことができ、FSB設定もCeleronのクロックアップ用に合わせてチューニングされている。マニュアルによると、FSBの設定は次の通り。

 66MHz(PCI=1/2), 72(1/2), 75(1/2), 78(1/2), 80(1/2), 82(1/2), 83(1/2), 84(1/2), 85(1/2), 86(1/2), 87(1/2), 88(1/2), 89(1/2), 90(1/2), 91(1/2), 92(1/3), 93(1/3), 94(1/3), 95(1/3), 96(1/3), 97(1/3), 98(1/3), 99(1/3), 100(1/3), 124(1/4), 133(1/4)

 82MHz~100MHzは1MHz単位で細かく設定が可能で、逆に100MHz以上は選択肢が少なくなっている。Celeronのクロック倍率設定は、最新の466MHzでは7倍にまで達しており、今後も大きくなる一方。FSBをあまり上げてしまうとすぐにCPU側の動作クロック限界を超えてしまうため、むしろ100MHzより下で細かく設定できたほうが便利という設計になっているようだ。クロック倍率5倍のCeleron 333MHzや5.5倍のCeleron 366MHzあたりを使えば、実クロック500MHz近辺を上限に細かく設定ができるというわけだ。

コストパフォーマンス抜群

 現在出まわっている製品はABIT代理店のバーテックスリンクから出荷されたもので、もちろん同社の保証書付き。日本語サポートがあり、IDE 4ポート、440BXチップセットながらUltra ATA/66対応、Socket 370変換アダプタ不要のDual Socket370マザーボードといった内容で、実売価格はおよそ20,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。Slot 1 Dualマザーボード+Socket370変換アダプタ×2枚+PROMISE Ultra66と同等の性能がこの値段と考えると、コストパフォーマンスは抜群と言える。

 各ショップとも初回入荷の量が少なく、売りきれ店が続出したため、26日(土)夕方時点で在庫を持つショップは3店しか確認できず、現時点での入手は困難。しかし、来週に入荷を予定しているというショップは多い。BP6を使ってみたいという人は、27日(日)に早めにショップにコンタクトを取るか、来週分の入荷に期待するのが良さそう。

 なお、T-ZONE本店の7FとUSER'S SIDE本店では店内でBP6のサンプル品を展示中だ。

□BP6(ABIT)
http://www.abit.com.tw/english/product/bp6.htm
□BP6(バーテックスリンク)
http://www.vertexlink.co.jp/keycompo/abit_bp6be6.htm
□HPT366(HighPoint Technologies)
http://www.highpoint-tech.com/Hpt366.htm

[撮影協力:T-ZONE本店PCiN秋葉原ソフトクリエイトFM館]


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