microATXケースにもオールアルミケース登場
冷却性能の点では、熱伝導性の高いアルミを使用することで、内部の熱を放熱させやすいという利点があるほか、HDDの増設・冷却用として、ケースのフロントからリアにかけて取り付ける3.5インチ幅のアルミ材レールが標準でつき、ケース内部には8cm角のファンがフロントに1つ、さらに6cm角のファンがリアに2つ標準装備され、小型のケースながらかなりの豪華仕様になっている。この計3つのファンは、いずれも同時に単体発売されたWiNDYの新型ケース用ファンをそのまま採用しており、それぞれの実売単価を合計すると、実に約1万円にもなる。
また、メンテナンス性の良さを確保するため、これまで同様に手回しが可能なネジ(ロレットスクリュー)が採用され、マザーボード固定用のベースボードも取り外し可能、145Wの電源も簡単に本体から取り外せる設計になっている。
軽さは従来のATXミドルタワーケースの比ではなく、これなら購入して手持ちで帰るのも楽そうだ。ただし、「microATX最高級ケース」とでもいうべきスペックを持つ製品とあって、実売価格は約27,000円とかなり高価(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。一般的なmicroATXケースのほぼ2台分の予算をかけられるかどうか、この点が「ハイスペックmicroATX PCへの道」を極められるかどうかの分かれ目になりそうだ。
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとコムサテライト2号店]
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