【 1999年7月24日号 】

SCSI変換アダプタなどUSBでユニークな製品が続々登場

USB XpressSCSI折りたたみUSBスピーカー
eXtreme DriveeXtreme Drive
USBモデムUSBタブレット

 今週はUSB関連でユニークな製品が多数発売になっている。

 まずはMICROTECHから発売になったUSB→SCSI変換アダプタ「USB XpressSCSI Half50pin」。USBのインターフェイス変換アダプタはこれまでにもシリアルやパラレルなど様々な製品が出ているが、SCSI変換というのはこれが初めて。ハーフピッチ50PinのSCSIコネクタがつき、当然のごとく最大7台までのデバイスが接続可能。アダプタの動作に必要な電源はSCSI機器側から取るというユニークな設計で、アダプタ自身にACアダプタなどは必要ない。これで外付けSCSIデバイスが簡単にUSBでつなげられるという優れものだが、データ転送速度はライトで750KB/s、リードで900KB/sとかなり低速なのでスピードの点では過度な期待は禁物。OSはWindows 98のほかMac OS8.5以降にも対応し、ラインナップにはD-Sub25Pinメスのモデルも用意されている。T-ZONE本店で11,800円で販売中。ただし、現時点ではスキャナとプリンタには対応していないとのことなので注意。

 プラネックスからは、USB→IDE変換のケーブルと2.5インチHDD外付けケースのセットモデルを中心とした「eXtreme Drive」シリーズが発売されている。このセットモデル単体だけでも、小型の大容量リムーバブルHDDとして充分実用になりそうだが、このうえさらにオプションとして外付けケース単体、PCカードインターフェイス、3.5インチドライブベイへのIDE接続アタッチメントなどが用意されている点がミソ。これらを組み合わせることで、例えばノートPCで高速に読み書きしたい場合はPCカード接続、デスクトップPCへダイレクトに接続したい場合はアタッチメントで接続するなど、2.5インチ外付けケースをひとつのメディアとして、さまざまな環境へ自由に接続することができる。会社と家の環境でデータをやりとりする際の大容量ストレージとして使う場合にもなかなか有力な製品といえそうだ。実売価格はセットモデルが約14,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 このほか、初めてのUSB接続10倍速CD-ROMドライブや、ワコム製USB接続タブレット、折りたたみ式USBスピーカー、黄色と赤の派手なカラーリングのUSB接続モデムなど、USB関連の周辺機器が多数発売されている(詳細は「今週見つけた新製品参照のこと)。USBをサポートしたWindows 2000日本語βの一般配布が近いこともあり、今後さらなるUSB周辺機器の充実に期待が持てそうだ。

□eXtreme Drive(プラネックス)
http://www.planex.co.jp/product/drive/rx-25h.htm
□intuos USBモデル(ワコム)
http://tablet.wacom.co.jp/news/index_628.html

[撮影協力:OAシステムプラザ東京本店 T-ZONE本店パソコン工房秋葉原3号店アイ・ツー Mobile専科 東京3号店]


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