【 1999年9月11日号 】

アルミ製PCケースの種類が増加、最高峰は約5万円

MT-PRO2000 Premium BlackMT-PRO2000 Premium Black
MT-PRO1000 E(右)MT-PRO700 Betty E
香港製ケース香港ケース
Japan ValueJapan Value

 星野金属工業からまた新型アルミ製PCケースが発売になった。WiNDYブランドのアルミ製PCケースが好調なことをうけ、今度は価格が約5万円の最上位モデルや、一部パーツを省いて1万円台で購入できる廉価版など3モデルを投入、シリーズのラインナップを拡充した格好だ。

 シリーズ最上位モデルとなるのはミドルタワーの「WiNDY MT-PRO2000 Premium Black」。6月に発売された「WiNDY MT-PRO1000 Premium Dark」と同様、全体が黒で統一されているのが特徴で、内部のアルミボディが全て黒のアルマイト加工になっているのはもちろん、フロントパネルと外装カバーは「Peach Skin Coating」という特殊なつや消し黒の塗装が施され、薄い毛皮が張られたような高級感のある仕上がりになっている。サーミスタ付きのケース用ファンを3つ標準装備し、手回しネジの同梱、HDDの増設フレーム同梱など、オプションもフル装備。実売価格は44,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)と個人用のミドルタワーケースとしては比類なき高さだが、とにかく一番高級なPCケースを求めている人には見逃せない新製品。この質感は写真ではわからないため、気になる人はショップへ行って実物を確かめるといい。

 なお、アキバの各ショップでは、同社が配布した「WiNDY MT-PRO2000 Premium Black」の新ポスターを店頭や店内に貼り出している。今度は3枚組みの大きなもので、「2000年向けMT-PRO」という派手なキャッチコピーがつけられている。

 このほか、廉価版も2モデル発売されている。ひとつは「WiNDY MT-PRO1000E」。ミドルタワーのMT-PRO1000から電源を省略した製品で、実売価格は18,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。現在使用しているPCケースの電源を流用することで簡単にリプレースできるわけで、価格でアルミ製PCケースへの移行を躊躇していた人には朗報と言えそう。なお、基本的な仕様はMT-PRO1000とまったく同様だが、電源などのLEDはこれまでの赤から透明タイプに変更されている。また、microATXケースの廉価版として「WiNDY MT-PRO700 Betty E」も出ている。こちらは、既存のMT-PRO700 Bettyから、ケース用ファンや手回しネジ、HDD増設トレイなどを省いたもの。実売価格は19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 同じアルミ製ケースという意味では、香港製の全面アルミ製小型デスクトップケースを採用したベアボーンキットの予約販売もC'zで始まっている。価格は36,800円で、10月に出荷される予定。さらに、Flip-FlapではJapan Value JMPC01という、フロントパネルやスイッチ類も含めて完全総アルミのミドルタワーケースが37,800円で販売中。アキバはアルミ製ケースだらけだ。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIC'zFlip-Flap]


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