「Coppermine」では、これまで外付けされていた2次キャッシュメモリがオンダイに統合され、2次キャッシュの動作クロックがCPUコアと同速度に向上するなどの機能強化が図られており「同クロックの従来型Pentium IIIよりも最大25％ほど高速」（Intel）という。なお、2次キャッシュ容量は256KBで従来の半分。

　今回販売が確認できたSlot 1用製品はFSB 100MHz対応の600E/650/700 MHzと、FSB 133MHz対応の533EB/600EB/733MHzの計6製品で、667MHz（FSB133MHz）を除く全タイプが発売されたことになる。

　Socket 370対応のFC-PGA版をふくめた製品一覧と名称、さらに現在の状況は以下の通り。

	SECC2				FC-PGA
	分離型2次キャッシュ512KB		オンダイ2次キャッシュ256KB		オンダイ2次キャッシュ256KB
	FSB133MHz	FSB100MHz	FSB133MHz	FSB100MHz	FSB100MHz
×4	533B MHz 　従来モデル	400MHz 　従来モデル	533EB MHz 　リテール版発売中	モデルなし	モデルなし
×4.5	600B MHz 　従来モデル	450MHz 　従来モデル	600EB MHz 　リテール版発売中	モデルなし	モデルなし
×5	モデルなし	500MHz 　従来モデル	667MHz 　発売未確認	モデルなし	500E MHz 　バルク版発売中
×5.5	モデルなし	550MHz 　従来モデル	733MHz 　リテール版発売中	モデルなし	550E MHz 　バルク版発売中
×6	モデルなし	600MHz 　従来モデル	モデルなし	600E MHz 　バルク版発売中	モデルなし
×6.5	モデルなし	モデルなし	モデルなし	650MHz 　リテール版発売中	モデルなし
×7	モデルなし	モデルなし	モデルなし	700MHz 　リテール版発売中	モデルなし

　このCPUが対応している「Socket 370」は「Flexible PGA370」と呼ばれる新タイプのSocket 370のみ。Flexible PGA370は、Intelが「Legacy PGA370」と呼ぶ従来のSocket 370の一部電気仕様が変更された上位互換規格で、FC-PGA版Pentium IIIのほかに従来のPPGA版Celeronも使用可能。

　なお、6日（土）現在Flexible PGA370タイプのSocket 370が搭載されているマザーボードやSlot 1→Socket 370変換アダプタは確認されていない。ＰＣｉＮ秋葉原では来週末にFC-PGA版Pentium IIIに対応したSlot 1→Socket 370変換アダプタを発売する予定があるとのこと。

[撮影協力:ＰＣｉＮ秋葉原]

　CPUのほか、CPUファンや取扱説明書、保証書などが付属する。

　日本AMDでは、発売記念として先着5,000人限定でゲームの英語版デモバージョンをバンドルするキャンペーンを実施している。バンドルされるのはP&Aの「Nocturne」とイマジニアの「Mobil1 Rally Championship」の2本。

□発売記念キャンペーンのお知らせ
http://www.amd.com/japan/event/campaign_game.html

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

[撮影協力:OVERTOP]

　また、CPUアクセラレータの基板部分にクロック逓倍技術が使用されているのも特徴で、搭載CPUへ供給するクロックはマザーボード本来のFSBの2倍になっている。これにより、「6倍設定が上限のK6-2でも、66MHz×8＝533MHzなどでの動作が可能になった」（メルコ）という。

[撮影協力:ソフマップ1号店"Chicago"]

　JC-WORLDでは、「動作しなかった場合、購入後1週間以内であれば返品可能」として販売中。

[撮影協力:JC-WORLD]

　他メーカーのビデオカードとは異なるユニークな設計となっており、画像出力用基板をメイン基板から分離し、映像信号の劣化を抑えるという「SSHテクノロジー」やディスプレイ特性にあわせて信号特性を変更できる「DFSテクノロジー」といった従来同様の独自技術が使われているほか、「GeForce256チップと高性能冷却ファンを駆動するには限界に近づいている」（カノープス）という電源供給を補強するための「Advanced Power Supply」技術も使用されている。
　Advanced Power Supplyでは、AGPスロットから供給される電力に加えてパワーサプライからの直接電力供給も受けるため、基板上には3.5インチHDD同様の大型電源コネクタが装備されている。なお、このカードを使用するためには、このコネクタを使ってパワーサプライから電力供給を行うことが必須条件になっている。

　SSH技術に関しては従来のSPECTRA 5400シリーズとの互換があるため、既に発売されているBNC出力用コネクタのSSH Type-Bや、ビデオ出力機能付きD-SUB出力用コネクタのSSH Type-D/TVも使用可能。

　上記のほかにも、多くのショップで入荷が確認できたが、土曜日の調査時点ではいずれも品切れとなっていた。

□SSH Type-B
http://www.canopus.co.jp/catalog/spectra_tnt2/ssh-b.htm
□SSH-Type D/TV
http://www.canopus.co.jp/catalog/spectra_tnt2/ssh-dtv.htm

[撮影協力:コムサテライト1号店とUSER'S SIDE本店]

　これまで出回っていたビデオメモリ16MB版とは基板デザインなどが異なっており、これまではImpacTV2とBt829BKRFの2チップ構成だったビデオ入出力部分も新開発のRAGE THEATERチップ1つに変更されている。

　機能面ではビデオメモリが32MBになった以外は大きな変化はなく、付属ソフトによるMPEG2でのリアルタイムビデオキャプチャが可能なのも従来同様。

□RAGE THEATER
http://www.atitech.com/ca_us/technology/hardware/rage_theater.html

[撮影協力:ＰＣｉＮ秋葉原とコムサテライト1号店]

　32MBのビデオメモリを搭載している。

[撮影協力:ソフトアイランド 秋葉原店]

　搭載サウンドチップはA3D 1.0対応のAU8810で、同社のラインナップ中ではローエンド向けにあたり、ハイエンド向けにはVortex2サウンドチップ（AU8830）が搭載されたVortex SQ2500 Quad PCI Sound Cardが用意されている。

　4スピーカーへの出力に対応しているほか、同軸形式のデジタル出力端子も備えている。
　英語版だが、国内代理店による国内保証がつく。

[撮影協力:ＰＣｉＮ秋葉原]

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

[撮影協力:TWO-TOP秋葉原1号店]

　非圧縮でのビデオキャプチャのほか、付属ソフトによるMPEG1/MPEG2でのビデオキャプチャにも対応する。

　これまではカノープスからの直販のみで販売されていた。

[撮影協力:USER'S SIDE本店]

　1プラッタ当たりの容量は8.6GBで、最小容量モデルの4.3ATでは、ディスク片面のみが使われる仕様となっている。

　ショップによっては「Fireball LA」シリーズとして店頭表示されている。

[撮影協力:ＰＣｉＮ秋葉原とシスペックDOS/V組み立て工房]

　カラーは緑、紫、透明の3タイプ。

[撮影協力:T-ZONE PC DIY SHOP]

　採用ドライブは「プレクスター製」とのこと。なお、プレクスターではCD-RWに対応したSCSI接続8倍速CD-Rドライブは発売しておらず、同仕様の製品としてはATAPI接続のPX-W8432TIがあるのみ。

　付属の書き込みソフトはWinCDR 5.0など。

□プレクスター PX-W8432TIの製品情報
http://www.plextor.co.jp/rom/pxw8432-01.html

[撮影協力:ソフマップ1号店"Chicago"]

　付属の書き込みソフトはWinCDR 5.0など。

　透明パネルも「ヤマハ製」なのかどうかは不明。なお、通常のホワイトのパネルも付属している。

　付属の書き込みソフトはB's Recorder GOLD。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

□IDO cdmaOne DATA/FAXカードの製品情報
http://www.ido.co.jp/cdmaone/mobile/fax.html

　Adaptive Networks社の電力線LAN用チップセットを使用した製品で、最大転送速度は100kbps。PCとはシリアル経由で接続し、付属のドライバをインストールすることでLANアダプタとして認識される。対応プロトコルはTCP/IPなど。

　店頭で配布されているパンフレットによると「この機器を使用するには無料の届け出が必要」とのことで、電気通信監理局へ提出する「高周波利用設備許可申請書」の書き方についての説明書も付属しているが、FRESH FIELDがビジコンに確認したところでは「届け出せずに使用しても違法ではない」そうだ。

　ちなみに、販売元のビジコンは、4ビットMPU「4004」をインテルと共同開発したメーカー。

　FRESH FIELDのほか、TWO-TOP秋葉原1号店でも近日中の販売を予定しており、現在予約受付中。予価は1台29,800円とのこと。

□Adaptive Netwroks
http://www.adaptivenetworks.com/
□世界初のMPU「4004」をインテルと共同開発（ビジコン）
http://www.busicom-corp.com/innovate.html
□インテルとビジコンの契約書（ビジコン）
http://www.busicom-corp.com/intel1.html

[撮影協力:FRESH FIELDとTWO-TOP秋葉原1号店]

　ボディの一部にクリアタイプのパーツが使用されている。

□英語版製品の製品情報
http://www.logitech.com/us/gamepads/gp85_100.html

[撮影協力:パソコンCityパーツ館]

　形状には変化がないが、上面左のボタンを押すことで、ボールを使ったスクロール機能が使用できるようになっている。

　PS/2接続タイプ。

[撮影協力:FRESH FIELDとコムサテライト2号店]

　今回発売されたのはアイボリーカラーの製品だが、12月1日にはシルバーカラーの製品も発売予定となっている。

[撮影協力:T-ZONE PC DIY SHOP]

　カラーは桃赤と緑青の2タイプ。

[撮影協力:クレバリー]

　PCへの接続ケーブルはPS/2マウスポート延長ケーブルが一体化されており、PS/2マウスポートをキーボード側面に用意されたコネクタまで延長することができる。

　クレードルのシリアルポートに接続して使用する。単4電池を電源として動作する。

[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSU]

[撮影協力:ソフトアイランド 秋葉原店]

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店]

[撮影協力:ＡＺ’ＴＥＣ]

[撮影協力:CUSTOMとツクモパソコン本店II]

　同店では、本体色にマッチする黄色ベゼルのCD-ROMドライブを7,580円で販売中。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　付属ソフトを使うことで、「顔」を認識してWindowsの起動制限やファイルの暗号化ができるという。

　通常のUSB接続CCDカメラとしても使用できる。

[撮影協力:T-ZONE PC DIY SHOP]

　USBコネクタはベイ前面に4つ、背面ブラケットに2つが用意されており、合計6ポートのUSBハブとして機能する。オーディオアンプ部分にはヘッドフォン端子とマイク端子があり、ベイ前面のつまみで出力ボリュームを調整できる。

[撮影協力:CUSTOM]