M2SシリーズはPlextorブランド初のSSD。製造はPhilipsとLite-On ITの合弁会社であるPLDSが行なっており、厳密には「Plextor製」ではないが、パッケージや本体には馴染み深いPlextorロゴが記されている。
最大の特徴は2.5インチSSDとしては最速となるリード400MB/s、ライト300MB/sというデータ転送速度を公称している点(256GBモデルのみ、6Gbps接続時)。高速SSDとしてはリード355MB/s、ライト215MB/sを公称するCrucialのSSD「RealSSD C300」の人気が高いが、M2Sシリーズはそれを上回るスペックとなっている。
下位モデルの公称最大データ転送速度は、128GBモデルがリード350MB/s、ライト200MB/s、64GBモデルがリード300MB/s、ライト100MB/s(いずれも6Gbps接続時)。
採用フラッシュメモリは東芝製(MLCタイプ)。コントローラはMarvell製「88SS9174」を採用しており、6Gbps Serial ATAのほかTrimコマンドもサポートしている。また、キャッシュにはSSDでは珍しいDDR3メモリ(容量128MB)を採用している。本体サイズは100×69.85×9.5mm。
□PX-128M2S/PX-64M2S(リンクスインターナショナル)
http://www.links.co.jp/items/plextor-ssd/
□Philips & Lite-On Digital Solutions
http://www.pldsnet.com/
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100904/sp_ssd0.html
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