●6コア/3.46GHzの上位モデルも発売
これらはデュアルCPU構成にも対応したXeon 5600シリーズの新モデル。
まず、上位モデルとして発売されたX5690はX5680(クロック3.33GHz)やCore i7-980X Extreme Edition(同)よりクロックが高い高クロック品。6コアでQPI 6.4GT/sのXeon X5600シリーズでは現時点において最上位モデルとなる。3次キャッシュ12MB、HTサポート(12スレッド対応)といったスペックは従来同様だ。
E5645はXeon E5600シリーズとしては初となる6コアモデルで(下位のE5640などは4コア)、HTのサポートにより12スレッドまでの実行に対応する。他の主なスペックはQPI 5.86GT/s、3次キャッシュ12MBなど。
なお、E5645は組み込み向けとして2010年第1四半期に出荷が始まっているが、パッケージ品を店頭で確認したのは今回が初めて。
E5607はXeon E5600シリーズで現時点において最下位のモデル。上位のE5640などと同様に4コアだが、HTはサポートせず4スレッド対応に留まる。また、Turbo Boostもサポートしない。他の主なスペックはQPI 4.8GT/s、3次キャッシュ8MB。
今回確認した製品のsSpecは、X5690が「SLBVX」、E5645が「SLBWZ」、E5607が「SLBZ9」。
なお、対応ソケットはLGA1366だが、対応マザーボードについては「不明」(ショップ)とされている。購入を検討する場合、対応マザーボードについては調査が必要なので要注意。