サイファーXはUSB 2.0/IEEE 1394b接続のコンパクトな外付けHDDで、銀行のATMなどと同様、ICカードと暗証番号によるセキュリティ機能を持つのが大きな特徴。本体の表面には暗証番号を入力するためのキーパッドが、側面にはICカードスロットがそれぞれ装備されている。

使用時にはICカードの挿入と暗証番号の入力が必要で、これらを行なわないとHDDに暗号化されて記録されたデータが読み出せない仕組み。実際に利用するには、HDDをPCに接続し、カードを挿入、さらに暗証番号を入力しないとHDDは認識されない。一度認識した後はカードを取り外しても読み書きできるが、PCから取り外すと再度認証を行う必要がある。

なお、暗証番号入力用キーパッドにはバックライトもついている

同社によれば、本体を分解してHDDを取り出してもデータを読み出すことは不可能という。ICカードにはHDDごとの暗号化キーが保存される。なお、ICカードは2枚付属する。

容量ラインナップは500GB、320GB、250GBの3種類で、「このほかに1TBモデルも予定されている」（ショップ）とのこと。本体サイズは幅 78mm×高さ22mm×奥行き130mm。搭載HDDはSATA接続の2.5インチタイプ（回転数5,400rpm）。暗号化方式はAES 128bit/256bit（ハードウェアによる）。対応OSはWindows XP/2000、Mac OS X、Linux。

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[撮影協力:オリオスペック]