Android 3.0の店頭デモ開始、タブレット向けに最適化
[2/26号]
Android OSの最新版「Android 3.0」の店頭デモがaPad専門店(千代田区 神田和泉町1-7-13 SUZUKIビル 4階)で実施中だ。

店頭にはAndroid 3.0(Preview v04)導入済みの電子書籍リーダー「NOOKcolor」がデモ機として置かれており、来店者が自由に試用できる。

●タブレット向けのAndroid OS

Android 3.0(以下3.0)は「Honeycomb」の開発コード名で呼ばれていたGoogleの新しいモバイル向けOS。

タブレット向けにUI(ユーザーインターフェイス)が一新。新デザインの「ホログラフィックUI」を採用し、2次元的なスクロールに加え、手前や奥への画面遷移が行なえたり、表示域の大きなウィジェットをホーム画面に置いたりできるようになったのが大きな特徴だ。

現時点では3.0搭載タブレットは発売されていないが、同店ではNOOKcolorに3.0を独自に導入、デモ機として使用している。導入した3.0は「Preview v04」と表示されるのもので、「海外フォーラムから入手した」とのこと。なお、この「NOOKcolor」は米書店チェーンのBarnes & Noblesが発売した電子書籍リーダーだが、microSDカードからのブートも可能で、デモ機ではこれを利用してmicroSDからブートしている。

●店頭では操作も可能

実際にデモ機を使用してみたが、既存タブレットに最新OSを無理矢理入れたこともあってか、操作感は若干重い印象。左右スクロールなどは軽快だが、手前や奥への画面遷移の際に表示が一瞬もたつくような場面もあった。なお、microSDをカードスロットから抜いて起動すれば電子書籍リーダーとして使用でき、このときの動作はかなり軽快だ。

また、現時点ではAndroidマーケットは導入されていないため、アプリケーションやゲームなどのインストールはできない。同店によれば、PCと接続してもインストールはできなかったという。

ちなみに、NOOKcolorは日本未発売だが、同店では海外版製品を販売している(実売価格は33,800円)。同店いわく「当店でもNOOKcolorは電子書籍リーダーとして販売しているが、3.0を導入する方法をレクチャーすることもできる」という。

なお、同店は「秋葉原」というにはやや遠い立地だが、2月末から中央通り沿いに移転予定。店頭デモも継続するという。移転準備のため28日(月)と3月1日(火)は休業、3月2日(水)から営業再開の予定(詳細は「その他のお買い得情報」参照のこと)。


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