これは、26日(土)に行われたイベント「自作の祭典2011」で、「神様」ことインテル 天野氏が明らかにしたもの。
同氏によると、「うとうとしていると発売される、でも明日(27日)じゃない」という近さで発売される予定。価格は「スペックが高い分、既存モデルよりも上位になるが、3万6万はしないだろう」(同氏)という。
ラインナップは120GBと250GBの2種類とされる。
●新シリーズ「510」、リード最大500MB/s
今回紹介されたのは、従来モデル「X25-M」の上位に位置するというIntel SSD 510シリーズ。
最大の特徴は6Gbps SATAに対応したことで、公称速度もリード最大500MB/s(250GBモデル/6Gbps環境)、ライト最大315MB/s(同)を実現。3Gbps 環境でもライト265MB/s、リード240MB/sが可能という。ただしランダムアクセス性能を示すIOPS値はX25-M(リード時35,000IOPS/ライト時6,600~8,600IOPS)より落ちており、リード時20,000IOPS、ライト時8,000IOPSになっているという。
また、Intel製の34mm MLC NANDチップが採用されていることや、同社の従来ツール(Toolbox / DataMigrationソフトウェア)が利用できること、リテールボックスで発売されることなども説明された。
なお、コントローラチップに関する説明は無かったが、セッション中では「桜の咲くころには、外国人部隊じゃない、うちの内製のSSDもお待ちかね」とも表現。今回の製品が「外国人部隊」であると取れるような表現にも思われた。
ちなみにこのセッションのタイトルは「インテルSSDの7・5・3」。
天野氏曰く、「プロセッサ(Core i3/i5/i7)にあわせてSSDも7・5・3にしていきましょう」とのことで、今後のラインナップもハイエンドの700番台(X25-Eの後継)、クライアント向けの上位版である500番台、そしてコストパフォーマンスを意識した300番台に分類されていくという。
セッションではロードマップも公開されたが、図中には今回の510シリーズに加えて、1月上旬に海外で発売されたMini-SATAモデル「310シリーズ」や基板だけの小型SSDも図示。「300番台」の部分には310シリーズとは別のモデルもあるようなボックスも残っていた。