製品構成は、HDMI端子やアンテナを備えた本体と、PCにインストールするソフトの2つ。本体をディスプレイに接続し、PCにソフトを導入することで、PCの画面と音声を無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)または有線LAN経由で出力できるようになるという仕組み。HDCPもサポートしており、Blu-ray Discなどの映像も出力できるという。
このほか、本体のUSBポートにマウス、キーボードを接続してPCを遠隔操作できるのもユニークな点。本体には最大8台のPCを接続でき、出力側のディスプレイを見ながらPC切替器のようにPCを次々に切り替えて操作するといったことも可能だ。
ただし、いわゆるワイヤレスHDMIキットとは異なり、McTiViaではPC画面はMotionJPEG形式でエンコード/伝送されるため、PC側と出力側で若干のタイムラグが発生する。付属の送信ソフトでは、遅延の少ない「Appモード」と、遅延時間は長いが映像を滑らかに表示できる「ビデオモード」の2種類が設定可能。
なお、店頭で試した限り、「Appモード」の遅延は、日常操作用としてはあまり問題ないと思われるレベル。ただし、動画を視聴して検証すると、フレームのズレも確認できるため、タイミングが要求されるゲームでは厳しい場合もありそう。
なお、McTiViaは本来はMac向けで、今回の製品にはWindows用の送信ソフト(通常は有償で提供)が初回特典として同梱されている。
PCの推奨環境はクロック1.4GHz以上のデュアルコアCPU(Atomを除く)、ビデオメモリ64MB以上のNVIDIA/ATIチップ搭載ビデオカード、対応OSがWindows 7/Vista。
本体サイズは幅130×高さ22mm×奥行き65.3mm。主な付属品はACアダプタ、無線アンテナ(2本)、インストールCD、日本語マニュアルなど。HDMIケーブルは同梱されていない。
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