入荷したのはアメリカ直輸入品のホワイトモデル(64GB)で、価格は138,000円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
ただし、この製品は米国のキャリア「Verizon」向けとされるもの。SIMスロットもないものと見られ、国内で利用できるかどうかは法的/物理的の両面で不明。初期設定時のアクティベーション処理を無事行えるかどうかも判らないため、そもそも利用を始められない可能性さえ考えられる。
●国内では実質利用不能?
このiPad 2は、対応する携帯電話回線がW-CDMA規格ではなく、CDMA EV-DO Rev.A(800/1900MHz)規格になっている製品。国内の通信規格は、NTTドコモとソフトバンクモバイルがW-CDMAを、auがCDMAを採用しているため、通信規格上はauの方式に対応していることになる。
ただし、ネット上のレビューを確認する限り、このCDMAモデルはSIMスロットがなく、auの回線契約で利用するのは物理的に不可能。さらに、回線契約無しでは、初期設定のアクティベーション処理を完了できない可能性も考えられ、その場合はそもそも利用を始められない、ということなる。あくまでも「事情をよく知っている人が、よく検討して購入するもの」と考えたほうがいいだろう。
なお、基本的な仕様に関してはW-CDMA版のiPad 2とほぼ同じ。GPSも内蔵している。