この製品は、静電容量式タッチセンサーを内蔵した親指サイズの入力デバイス。外見は「USBコネクタ付きの麻雀牌」で、サイズは幅30×高さ18×奥行き20mmほど。
入力スイッチとしてはタッチセンサー×1のみのシンプルさだが、専用ソフトと併用することでPCの様々な操作をワンタッチで行なえるのが特徴。具体的には、キーボードの任意のキー、マウスの左右クリック/ホイール操作/カーソル移動、ジョイパッドの上下左右移動・任意ボタン(1~12ボタン)などを専用ソフトで割り当て可能。割り当て内容はデバイス側に登録される構造。
設定が複雑になる代わり、マクロ入力をキーに登録できる専用ソフトも用意、さらにオンラインソフト「AutoHotKey」と組み合わせることで「Firefox起動キー」などを実現する方法も製品情報ページで解説されている。また、タッチセンサーの感度調整も専用の設定ツールで行える。設定次第では、手を1cm程度に近づけただけでも反応する、といったことも可能という。PC1台への最大接続数は8個。設定ツールで個々に違った入力を割り当てるといったこともできる。
付属品はUSBケーブル(長さ1.5m)や装飾用のステッカー(12枚)。対応OSはWindows 7/Vista/XPで、64bit版での動作も確認済みという。
1キーしかないものの、完全に無音で、なおかつ小型という入力デバイスはかなり珍しい。メーカーでは「キーボード横に配置」「足元に配置」「机の裏に配置」といったアイデアを披露しており、「追加のマクロボタン」や「ボスが来たボタン」、あるいは何らかのセンサーとして使うなどアイデア次第で様々に応用できる製品といえそう。
ちなみに、「最大8個装着できる」ということを活かすためか、製品には12枚のイラストラベルが付属。「とまります」「Favorite」とといった実用的(?)なものから、萌えキャラ、牛とUFOが描かれたイラスト、果ては指紋マークといった謎のものまで用意されている。このラベルは多数のデザインがあるそうで、「個々の製品に入っているものはランダム」(ショップ)なんだとか。マニュアルにはビット・トレード・ワンオリジナルのキャラクター「びと子さん」も描かれており、遊び心も満載だ。