開発者向け製品のためゲームソフトなどは同梱されていないが、「PC用」として登場する点は注目できそう。同店の予価は19,980円だ。
●「PC向けのKinect」
C++やC#で開発可能
Xtion PROはUSB 2.0接続のモーションキャプチャデバイス。Xbox 360のコントローラ「Kinect」と同様に深度を検出するDepthセンサーを備えており、身体の動きなどをデジタルデータ化してPCに取り込むことができる。
開発APIはOpenNI organizationが定める「OpenNI」をサポート。OpenNI organizationはNI(Natural Interaction)用のデバイスやアプリケーションなどの規格認証やプロモーションを目的に設立された団体で、ASUSのほか、Kinectのセンサーを開発したPrimeSenseも参加している。開発言語として挙げられているのは、C++やC#など。
なお、Xtion PROは開発者向けのため、この製品だけではゲームプレイなどはできないので要注意。なお、付属ソフトの「OpenNI Viewer」でセンサーの動作を画面で確認するなどは可能。
パッケージにはUSBケーブル、クイック導入ガイド、CD-ROMが同梱。CD-ROMにはWindows/Linux版のドライバやOpenNI、NI用ミドルウェアの「NITE」が収録されている。
センサーの有効距離は0.8~3.5m、有効角度は70度。本体への電源はUSB経由で供給される。対応OSはWindows 7/Vista/XP、Ubuntu 10.10。なお、対応OSについては「32bit/64bit版」と書かれている個所と「64bit OSは非対応」と書かれている個所があるが、詳細不明。ショップでは「64bit非対応」と告知している。
ちなみに、「本家」であるKinectは、ユーザーによる独自ドライバがPC用に開発されており、既にこれを利用したオンラインソフトなども出てきている。また、マイクロソフトでも「Kinect for Windows SDK」を公開する予定で、ベータ版ページも用意されている。Kinectの実売価格は現在おおむね13,000円前後。