3D液晶のIPSモデルが店頭デモ、高視野角がウリ
IPSパネルを採用した三菱の3D対応液晶ディスプレイ「RDT233WX-3D(BK)」のデモが複数のショップで始まった。発売予定日は5月30日(月)で、予価は48,000~52,800円。

デモを開始したのはドスパラパーツ館ソフマップ 秋葉原 本館TWOTOP秋葉原本店で、このほかにツクモパソコン本店でも近日開始する予定。

●偏光方式+IPSを採用
立体視の視野角は広め

RDT233WX-3D(BK)はIPS液晶パネルを採用したフルHD対応の23インチディスプレイ。

バージョン1.4のHDMI端子を備え、PlayStation 3などを接続して3D映像を視聴できるほか、擬似的に視差を生成する「2D-3D変換」機能を本体に内蔵、2Dの映像やゲームも立体視できる。3Dは偏光方式で、約20gと軽量な3Dグラスが付属する。

注目できるのは、立体視時の視野角が広い点。偏光方式では、視野角が狭くなるのが欠点だが、デモ機で確認したところ、同じ偏光方式のLG製格安モデル「D2342P-PN」よりも立体視時の視野角が広く、(「立体感」の程度は落ちるものの)かなり横側からでも「立体感」を感じられた。

ただし、画面からの距離はRDT233WX-3D(BK)のほうが長く取る必要があり(メーカー推奨は70~100cm)、ゲームをプレイする時など画面を近くで見たい場合には厳しいかもしれない。なお、LG D2342P-PNも「70cm離れれば問題ない」(メーカー)とされていたが、画面にかなり近付いても立体感を感じられる印象だ。

液晶パネルのバックライトは白色LED。パネルの主なスペックは、輝度250cd/平方メートル、視野角が左右/上下各178度(3D時は上下12度)、コントラスト比1000:1(CRO使用時5000:1)、応答速度3.8ms(GTG)。

独自機能として、2つのデジタル入力映像を親画面と子画面とで表示する「PinP」機能や、画面サイズとアスペクト比を選択できる「画面サイズ」機能(「フル」「アスペクト」「2×ズーム」「リアル」から選択)、携帯ゲーム機の映像をフル画面で表示する「ポータブル」機能などを備えている。

映像入力端子はHDMI(2基)、DVI-D、VGA、D5端子を、音声入力端子はステレオミニとRCA(左右)を装備。本体にはステレオスピーカー(出力2W+2W)を内蔵する。
本体サイズ(約)は幅545×高さ394×奥行き170mm(スタンド含む)、ディスプレイの厚さは約39mm。市販のディスプレイアームの取り付けにも対応する(ネジ穴100mmピッチ)。


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