様々なOC機能を搭載しているモデルで、DIMMスロット付近にはOC向けのボタン類を装備。CPUクロックの倍率や「BCLK」を上下できるボタン、CPUクロックを自動的に4GHzにオーバークロックできる「4G Ready」ボタン、BCLKを0.3MHzまたは1MHzずつ調節できる「OCギア」ボタン、PWM周波数を調節できるディップスイッチなどを備え、BIOSメニューを使わずにオーバークロック操作が可能になっている。
高出力/入力に対応した電源設計も特徴。8ピンのATX12V端子2基を備え、最大1,500Wの入力に対応、CPUには最大1,200Wの電源供給が可能という。また、ビデオカードに電源を安定供給できるというSATA電源コネクタ形状のコネクタ「OC-PEG」を2基備え、カードを3枚、4枚使用した際の安定動作が図れるほか、カード1枚時のオーバークロック性能も高められるとうたっている。
また、液体窒素冷却向けに工夫されたマザーボードレイアウトもユニーク。平面的なコンデンサ「POSCAP」の採用や、CPUソケット/PCI Expressスロット付近のスペースを通常より広く取ることにより、液体窒素冷却時の結露を防ぐコーティング作業を行ないやすくしたという。
これらのほかにも、LEDを内蔵したユニークなヒートシンクによる冷却システム「OC-Cool」や、USBポートからiPhoneなどへの高速充電が可能な「On/Off Charge」、BIOS保護機能の「OC-Dual BIOS」などの独自機能を搭載。
OC-Dual BIOSは従来のDual BIOSの高機能版で、通常用/オーバークロック用の2種類にBIOSを使い分けることができるほか、最大16個(BIOSごとに8個)のプロファイル保存ができるといった機能も備えている。
スロット数はPCI Express x16×4、PCI×1、DIMM×6(DDR3 2200/1333/1066/800、最大24GB)。主な搭載機能はGigabit Ethernet、6Gbps SATA(2ポート、RAID 0/1対応)、USB 3.0(2ポート、I/Oパネル部)、7.1チャンネルサウンド。
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