この製品は7インチ液晶パネル(1,024×600ドット)を搭載したタブレットで、タッチパネルのセンサーに静電容量式と感圧式の2つを同時に搭載しているのが特徴。一般的なタブレットは、タッチ入力に適した静電容量式か、ペン入力に適した感圧式のどちらか一方のみを搭載しており、両者を同時搭載するという製品はおそらく初。タッチ入力についてはマルチタッチにも対応している。
標準アプリもこうした特徴を活かしたもの。「Webなどの画面をワンタッチでキャプチャ→そのままペンで書き込み→Evernoteで共有」といった作業を連続して行うことや、音声と手書きメモを同時に記録、メモ中の単語をクリックすることで、その時の音声を再生できるといったことが可能。
ハードウェアのスペックが高いのも特徴で、CPUは1.5GHzの高速品を搭載。メモリはRAM 1GB、ストレージ32GB。このほか、Bluetooth 3.0、5メガピクセル背面カメラ、1.3メガピクセル前面カメラ、microSDカードスロット、GPSなども搭載。通信方式としては無線 LAN(IEEE 802.11b/g/n)やHSPA、WCDMAなどに対応している。搭載OSについては「Android with HTC Sense」(スペック表)とされているが、実機を確認すると「2.3.3」となっていた。
本体サイズは195.4×122×13.2mm。重量は420g(バッテリー含む)。
なお、Flyerの国内発売は未定だが、以前開催された国内説明会では同社は「キャリアとの話によるが、世界中のどの市場でも投入したいと思っている」とコメントしている。
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