バージョン1.4のHDMI端子を備え、PlayStation 3などを接続して3D映像を視聴できるほか、擬似的に視差を生成する「2D-3D変換」機能を本体に内蔵、2Dの映像やゲームも立体視できる。3Dは偏光方式で、約20gと軽量な3Dグラスが付属する。
注目できるのは、立体視時の視野角が広い点。偏光方式は視野角が狭くなるのが欠点だが、この製品で立体視できる視野角はこれまでの偏光式3D液晶よりかなり広く、かなり横側からでも「立体感」を感じられた。
また、3Dグラスに電源が不要なため、扱いが簡便なのも特徴と言える。
これらの特徴については、ショップ店頭のデモ機で確認できるため、気になるならば実際に確認してみるのもいいだろう。
液晶パネルのバックライトは白色LED。パネルの主なスペックは、輝度250cd/平方メートル、視野角が左右/上下各178度(3D時は上下12 度)、コントラスト比1000:1(CRO使用時5000:1)、応答速度3.8ms(GTG)。
独自機能として、2つのデジタル入力映像を親画面と子画面とで表示する「PinP」機能や、画面サイズとアスペクト比を選択できる「画面サイズ」機能(「フル」「アスペクト」「2×ズーム」「リアル」から選択)、携帯ゲーム機の映像をフル画面で表示する「ポータブル」機能などを備えている。
映像入力端子はHDMI(2基)、DVI-D、VGA、D5端子を、音声入力端子はステレオミニとRCA(左右)を装備。本体にはステレオスピーカー(出力2W+2W)を内蔵する。
本体サイズ(約)は幅545×高さ394×奥行き170mm(スタンド含む)、ディスプレイの厚さは約39mm。市販のディスプレイアームの取り付けにも対応する(ネジ穴100mmピッチ)。
なお、初回生産の1,000台には、発売キャンペーンキャラクターとして起用したガールズユニット「ももいろクローバーZ」のオリジナルBlu-ray 3Dソフトが付属する。
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